インナーチャイルドの寂しい感情が出てきたので認めて癒すことでより自分を愛せるようになります

ここ最近参加し始めた「瞑想会」。

先日も参加してまいりました。(過去記事「瞑想はどこまでも自由で優しい」

そこで喜ばしいことに、幼少時に抑圧した生々しい感情が噴き出てきました。

心理に詳しい人には↑この出来事がいかに喜ばしい事かが分かっていただけるでしょう。

 

家族の一員としてうまくやっていくため、お母さんに愛されるため、

子供は湧いてくる感情を抑えつけます。

しかし抑えつけられた感情はそのままくすぶり、大人になっても心の奥で生き続けます。

それがインナーチャイルドです。

インナーチャイルドは悩みを作りだす種となったり生きにくさの原因になったりもします。

心を癒すにはインナーチャイルドを完了させることが大切です。

つまり、子供のころ抑圧した感情を浮き上がらせて感じきってあげるのです。

 

私もビリーフリセットの学びやカウンセリングで沢山の感情を掘り起こしてきましたが

心の深いところに「まだ残っているものがあるなー」と自覚しているものがありました。

 

はっきり覚えている光景

両親が共働きで生後間もないころから人に預けられてきた私は、

小学生になり「もう一人で留守番できる」と宣言し、はりきって留守番を始めました。

それから間もない梅雨時。

1人で留守番中の夕刻に、激しい雷雨がありました。

停電だったのか、暗くなり始めたのになぜか電気を点けていませんでした。

 

ひとりきりの家。薄暗い部屋。激しい雷雨。

ガタガタと鳴るガラス戸の外を部屋の隅から見つめていたのを覚えているのですが、

その時の感覚・感情をまったく覚えていないのです。

何も感じていなかったのだと思います。

 

しかし、幼少期にそんな状況に身を置いたら何かしら反応しますよね。

怖いよーって泣くとか。

なのに何も感じていなかった。

「これは感情を置いてきたんだなー」と、心の学びが進むにつれて分かってきました。

 

瞑想会の話に戻ります

瞑想の導入のワークで「イヤだ」を大声で叫び続ける、というのをやりました。

徐々に感情が高ぶるうちに私の中から「イヤ」ではなく、意外にも「寂しい」が出てきました。

と同時に上記の雷雨の光景が浮き出てきて「寂しい」の感情と見事に一致。

「怖い」じゃなかったんだ。寂しかったんだ。

そこから、預けられていた日々の抑圧された感情がどんどん噴き出てきました。

 

私は「アウアウ」と言葉にならない声をあげながら心の中で「寂しいよ」を膨らませ

「寂しいよ」を吐き出しました。後から後から出てきました。涙も流しました。

身体を両手で抱きしめるようにさすり続けていました。

 

抑圧された感情が何かのきっかけで出てくると当時の感覚がリアルに再現されます。

忘れていたし覚えてもいないのに感情が生々しくよみがえる。

これが「抑圧されたもの」なんです。

抑圧された感情が浄化されると

まずは、健気に頑張って来た「当時の自分(インナーチャイルド)」が愛おしくなります。

「本当によく頑張ったね」「大変だったね」と、傷ついたチャイルドを癒すのです。

すると「ただ今、ここにいる自分」そのものに満ち足りた感覚になります。

自分自身が「無条件に愛おしい」存在になります。

 

心が大きく揺れ動くとき。

それはあなたの中に息づいているインナーチャイルドが反応している、と言えます。

出てくる感情は感じきってあげてください。

「こんなことを感じてはいけない」と抑えずに。

「悲しいんだね」「ムカムカするんだね」と、その感情さんに寄り添ってあげてください。

どうしても苦しいときはカウンセリングに来てくださいね。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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