前向きになろうとしなくていい

ネガティブ思考になると「早く前向きにならなくては」と焦ったり
無理やりポジティブ思考になろうとしていませんか?

実は、「前向きになろう」という考えは心の分野では要注意です。

仮に前向きになれたかのように見えても
回避しているネガティブ思考(感覚)は心の奥底に沈み込んで
溜まっていきます。

なくならないのです。

やがてどこかのタイミングで、何かの事象をきっかけに、
溜まり溜まったものが反応する・噴き出てくる、という仕組みがあります。

つまり、ないことにされたネガティブは「隠されたストレスの元」になるのです。

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知らず知らずのうちに私たちは

「前向き」=〇
「後ろ向き(前向きになれない)」=✕

という観念が刷り込まれています。

「社会ビリーフ・多数派ビリーフ」と言ってもいいでしょう。

でも、どうか「前向きにならなくては」と焦らないでください。

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では、どうしたらいいかというと

☆「前向きになれない」ことに正直でいること

☆湧き出てくるネガティブ思考(感覚)をそのまま認めてあげること

が大切です。

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さらに、「ネガティブと向き合う」具体的な方法を
はじめのうちは難しく感じられるかもしれませんが
お伝えしてみます。

ポジティブもネガティブも実は体感覚で起こるものなので
ネガティブで起こる体感覚をじんわりじんわり感じ続けてあげてください。

例えば
胸がざわざわする
頭が痛くなる
胃がキリキリする
眉間に力が入る
など、
反応する身体の部位を反応するままにしてあげるのです。

コツとしては、表層の出来事(ストーリー)に意識を向けないこと。
ただ感覚を味わいます。

感じているときは辛さやしんどさがあり心地悪いですが
そこにとどまり続けているとやがて落ち着きます。

これが、溜め込まずに流すやり方です。

(辛すぎたら無理せず私たちのような専門家を頼ってください)

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湧き出る感情はコントロールできるものではないので(これ重要)
ネガティブを「まずい」「ダメ」とジャッジし抵抗するとより辛さが増します。
逆に
湧き出てくるものを「あるなー」と認めている方が楽でいられます。

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このように心と上手につき合うには

ポジティブ=〇
ネガティブ=✕
の観念から

ポジティブ思考もネガティブ思考も起こるままに起こるだけで
そこに優劣はない

という観念・世界観にシフトすること。
その感覚を育んでいくことが大切です。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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