前向きになろうとしなくていい

ネガティブ思考になると「早く前向きにならなくては」と焦ったり
無理やりポジティブ思考になろうとしていませんか?

実は、「前向きになろう」という考えは心の分野では要注意です。

仮に前向きになれたかのように見えても
抑え込んでいるネガティブ思考(感覚)は心の奥底に沈み込んで
溜まっていきます。

なくならないのです。

やがてどこかのタイミングで、何かの事象をきっかけに、
溜まり溜まったものが反応する・噴き出てくる、という仕組みがあります。

つまり、抑え込まれたネガティブは「隠されたストレスの元」になるのです。

**********

では、どうしたらいいかというと

「前向きになれない」ことに正直でいること

が大切です。

そのもやもやする気持ち。ざわざわする気持ち。

不安。違和感。

あるんですから。

あるものをなきものにしようとすると、余計に辛さが増します。

私は、

感情のコントロールができて

いつも落ち着き思慮深く

どんな人とも仲良く、どんな環境にも順応できることが

立派な大人・社会人である

と勘違いしていました。

本当はそうではなくて

前向きになれないことに正直でいながら

自然と湧き出てくる感覚と闘わないこと。

湧き出てくるネガティブ思考(感覚)を「あるなー」とただ眺めること。

つまり、
心の動きを俯瞰する力・メタ認知力を育むことが大切です。

***********

ポジティブ=〇
ネガティブ=✕

これは多数派社会にはびこるビリーフ(観念)ですが

ポジティブ思考もネガティブ思考も起こるままに起こっているだけで
そこに優劣はない

が真理です。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
カウンセリングのお申し込みはメニューからどうぞ。

カウンセリング受付中

ビリーフリセット・他の様々な手法を用いて問題の根底にアプローチするので、根本的な改革・変容が期待できます。