猫との遭遇

公園をウォーキング。ゆるいカーブを抜けた道の真ん中に、猫がお行儀よくちょこん・・・いや、ドカッと座っていました。

はっニコル君(勝手に命名)だ!

こちらを凝視したまま動かない。

なんと好機な!なんとか親睦を深められないものか・・・

そろりそろりと近寄る。警戒する様子がなく、伏せをしてくつろぎ始める。

 

 

私など眼中にない様子。

 

 

 

ニコル君(勝手に命名)、まんまる堂々とした風格だな。初めてじゃないね。遠くで見かけたことあるよ。こんなにお近づきになれたのは初めてだね。

そのうち仰向けになりお腹を見せる。

おお、これは「お触りOK」ということか?!

至近距離に近づくとシュタッっと片手香箱座りになり、・・・でも動かない。

よし、手を伸ばせば・・・

頭に触れるかというその瞬間、ふわんと身をかわされる。ふわん、と。最小限の動きでごく自然に。

身をかわしながらも表情は穏やかなまま目の前に居座り続ける。なんと不思議な魅力!

その後も何度かナデナデを試み手を伸ばすも、少しずつ身体を移動させながらふわんふわんとかわされる。

でも逃げない。もしかして・・・

その風貌から老齢と見受けられるので、走れないのか?

そのうちのそのそ歩きだした。

「ついておいで」と言われているような気がするので、当然ついていく。

 

 

ゆっくりゆっくり移動するニコル君(勝手に命名)。

 

 

 

 

どこに行くの?

 

 

橋の柵をするりと抜けてまんまると香箱座り。                   

「ここが私の休憩場所なんです」

「うちに来ませんか?先住猫がいますけど」

「いえいえ、結構。ここが私の大切な縄張りなんです。」    

 

 

「じゃあ、せめて、頭を撫でさせてください。」

柵の間から手を伸ばしてみる。

「どうぞ」

ふわふわ可愛い頭。

「いかがですか、人間の手は?」

「なかなか気持ちいいです」

「今まで頑張って生き抜いてきたのですね。すごいですね。」

「いえいえ。ただ、ここに居るだけです。」

「うちに来て余生を穏やかに過ごしませんか?」

「結構。縄張りを守らなくては。ここがいいのです。」

ニコル君(勝手に命名)、いつまでもお元気で。また会いましょう。

 

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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