「我が子が不安」となる気持ちにダメ出ししないで(心を解放したお母さんが至った境地をご紹介)
「我が子が(我が子の成長が)不安」と感じるお母さんは、どうか「そう思う私はダメな母親」と否定せずに、その気持ちを認めてあげてください。
ただ眺めてください。「ああ、私は子供のことが不安なんだなー」と。
真実は、お子さんの姿はただそうであるだけ。それ以上のものでもそれ以下のものでもありません。
不安を感じるのは、お母さんの心のフィルターがかかっているからです。
お母さんの心の状態が、お子さんの姿を映し出しています。
つまり「子供を矯正しよう、変えよう」とするのではなく、「我が子を不安に感じる私の心に何があるのか」という視点に立つことがとても大事。
「それが全て」と言っても過言ではありません。
今回は、そのような視点に立ってご自身の心を数ヶ月に渡り見つめ続けてきたお母さんをご紹介します。
「オーダーメイド継続カウンセリング・半年コース」を受けられて5ヶ月目のクライアント様です。
5回目のカウンセリングでは「我が子の悩んでいる様子が不安」ということがテーマとなり、その気づきによって視座が高まり、視界がグンと広がった様子を、カウンセリング後メールで語ってくださいました。
許可をいただき、ご紹介します。
文面で触れたいところは太字。そして、私の解説を色を変えて書き込んでいます。
それも含めてお読みいただければと思います。
***これよりクライアント様の本文***
今日もカウンセリングありがとうございました。
一回一回大きな気付きを与えられるのですが、今回もまたとても大きな気づきが与えられました。 「自分は価値がない、
尊重されない」という思いを持っていることは薄々気づいてはいまし たが、 ここまで自分の心に深く根付いていたことに気付かされ驚きました 。
カウンセリングの期限が終わる前に、このことに気づけて本当によかったです。
※お子さんの悩んでいる様子からご自身の「私は価値がない・尊重されない」というビリーフ(思い込み)が疼き、より不安を助長させていることが明るみになりました。
そして、自分が存在していること、自分がここにいること、私といういのちがこの世にうみだされてきたこと自体が尊い事実で あり、揺るがないもので、それを否定できるものは何もない、ということ。
どんなものでも否定しうるだけの力は及ばない、ということを腑に落とせたことは、自分の中で大転換が起こるほどの大きな気づきでした。
「『私』という存在」そのものが、どんなに揺るぎないものであるか。
当たり前すぎてその尊さを忘れている。ほとんどの人が見落としている真実です。
そこを頭(表面の理解)ではなく腑に落とすレベルまで実感されたのは、5ヶ月間コツコツ心と向き合い続け、ご自身の尊厳を取り戻したからと言えるでしょう。
娘にも悩む権利があって、娘には娘の流れがあって、娘の方法で、
娘のタイミングで、娘が自分の足で歩いていくことを数ヶ月、 1年,2年の短いスパンでみるのではなく、10年後、20年後、 30年後の長いスパンで見守る心構えでいられたらと思いました。
お子さんの問題とご自身の問題を切り離せました。(悩みの癒着状態から境界線を引けました)
それは、
〇癒着の原因となっていたお母さんの心の傷(尊重されずにきた)を癒した
〇「悩むこと」をポジティブサイドからとらえられるようになった
〇ご自身の尊厳を取り戻し、ご自身の歩みを肯定できるようになったことで、我が子のペース・歩みを尊重できるようになった
・・・と、お母さんの様々な心の解放ポイントが要因として挙げられます。
10年・20年・30年という長いスパンで見守る、という気づきはとても深いもので、私たち親の心構えとしてとても大切ですね。
つい学校教育などで訓練されてきた私は、結果をすぐにださなければ、
答えをすぐに見つけなければとというプレッシャーにかられて焦り苦しみますが、 そんなにすぐに見つかることばかりではないですね。 これからどのように娘の話を自分が聞いていけるか楽しみにもなっ
てきました。
カウンセリング後の素直な所感をお寄せいただきありがとうございました。
(公開の許可もありがとうございます)
自分の心の状態が、我が子の姿を・不安を・この世界を映し出します。
周りを変えようとするのではなく、自分の心に取り組むことで、心のフィルターを薄くし「真実をただ眺める」という視点を取り戻します。
その第一歩は、あなたの「そう感じる」ことにダメ出ししない。
まずはそこからです。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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