不登校~娘の場合・息子の場合~

ビリーフリセットカウンセラーのあらいです。

今、「お母さんのための不登校かけこみカウンセリング」実施期間中です。

 

私の子供は2人とも不登校経験があります。

2人とも・・・を経験してはっきりしたのは

「子供の不登校はお母さんの育て方ではない」ということ。

理由はいろいろありますが、例えば思考のタイプだったり

単にその学校と合わないということだったり。

クラスメイトや先生との相性だったり。

そういうことなんだと。

そして、それは決して「悪いこと」でも「弱いこと」でも「ダメなこと」でもないのだということ。

お母さんもダメな母ではない、ということ。

 

もし「母親の責任」があるとすれば

子供にとって母親が本音を話せる相手ではなかったということかな。

私の場合はそうでした。

じゃあ「母親が責められるべきことか」というとそうではなくて

本当にしょうがなかった、としか言いようがないのですよね。

お母さん(私)も忙しくて日々精一杯でしたから。

子供がなんでも話せる母親のつもりでいましたから。

 

お母さんに本音を話せるからこそ子供が「学校に行きたくない」の意思表示ができる、ということもありますね。

これは良い例としてね。

それをドンと受け止めるお母さんも増えてきています。

 

娘は私に「学校に行きたくない」と言えず、学校への違和感や居心地の悪さを

ときどき微熱を出すことでごまかしながら本人なりにバランスを取っていたんですね。

「我慢」を何年越しで積み重ねて突発的なバーンアウト。

数時間前まで一緒に映画を観に行って笑ってお喋りしていたのに。

もう、びっくりなんてものじゃありません。

天地がひっくり返るような出来事でした。

 

数年後、息子が中学生で不登校に。

息子の場合は、私が長女の経験からかなりサレンダー(降伏・明け渡す)することを覚えたので

早々と信号を送ってくれたし不安を伝えてくれました。

嫌がらせをしてくるクラスメイトのこと。

先生の一斉指示が一度に理解できず周りの動きについていけないこと。

沢山の課題と葛藤していること。(家では自分のやり方で勉強したい)

「絶対に叱られたくない」という強迫観念。

他の生徒への先生の叱責を傍で聞いてダメージを受けるタイプ。

過敏・敏感なんですね。

 

「俺はダメな人間のような気がする」というのが中学生になってからの息子の口癖でした。

 

そして息子は母親(私)の理解のもと安心して不登校期間を過ごしました。

本人の葛藤はありましたけどね。

 

と、ここまでつらつらと体験談を書きましたが、

何が言いたいかというと

娘と息子の不登校のタイプは明らかに異質だったのです。

 

娘は一般的な学校形態そのものが合わなかった。

時間を決めて登校とか、

時間割のとおりに勉強するとか、

同じ方向を向いて先生の話を聞く授業形態とか、

教科書どおりに進めるとか

宿題とか

全てが違和感だったそうです。

 

息子は一斉行動が苦手、聴覚からの情報を得ることが苦手で落ち込んでいましたが、

本当は学校でみんなと一緒に活動したいタイプだったのです。

息子の特性・能力の凸凹を学校の先生が考慮してくださり、

学年の先生全体で共通理解をはかり、対応してくださったので

学校に戻ることができました。

(何度も言いますが本人は学校に戻りたかったのです)

 

このように「学校の形態そのものが合わない」娘と

「学校に戻りたい」息子。

対応の仕方も全然違っていた。

私が出来る事は、子供たちの感覚そのものを「そうなのか」と認め

子供たちにとって「これ」と思える方向を本人が定めるのを待つのみでした。

「こんなのもあるよ」と情報提供はしましたが

全て子供の判断に任せました。

子供が「どうしたいのか」を考えられるようにするには、親は徹底的にサレンダーするしかないのです。

 

はじめのうち(娘がバーンアウトしたとき)は

「なんでこんなことが~」「不安だー」「もうダメだー」「苦しい~」と毎日泣いていた私でしたが、

辛さも底をつくと浮かび上がるしかないのですね。

そして心の仕組みを学んだりカウンセリングを受けたりして

私自身の心のもつれ(ビリーフ・インナーチャイルド・抑圧してきたもの)を解きながら

「うわー、子供の不登校は私自身に沢山の気づきを与えてくれたんだ!」を実感しながら

今に至っています。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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