受験生の母が不安とストレスで辛いときは、子供を信頼するメッセージです

ブログを読みにきてくださっている方から

「受験を控えた我が子の情緒不安定な様子とどう向き合えばいいのか?」

という主旨のご質問をいただきました。

 

受験シーズン。

親御さんも何かと気を遣う事が多くお疲れ気味の方もいらっしゃるかと思います。

「受験の我が子の心配のループから抜け出たい」というお母さんに向けて

少しでも参考になればと思います。

 

*****************

受験日が近づき、お子さんがプレッシャーで不安になっている様子を垣間見ると

お母さんも少なからずモヤモヤしますよね。

 

このモヤモヤを払拭するためにやりがちなことは、

お子さんの不安を軽減しようとして

元気づけようとしたり

アドバイスしたりすること。

これ、実はお子さんにはほとんと響きません。

 

出てくる思いや感情を抑えようとすると、そのエネルギーはより強化します。

なぜかというと

「ここまできて不安になっている場合ではない!」とか

「不安を引きずっていると試験で力を発揮できないから困る!」と、

不安であることを否定していると、

本当は不安だ~~~(`;ω;´)不安になっちゃダメ!ヽ(`Д´#)ノ

衝突し合うからです。

湧き出てくるエネルギーがどちら方向にも流れず硬直してしまい

余計に辛くなります。

 

それはお母さんの精神状態にも言えることで、

子供が不安定な様子を「なんとかしなくちゃ」と動いても(コントロールしようとしても)

子供には伝わらず、お母さんの不安感も大きくなります。

 

「なんとかしよう」は起きている出来事に抗うことになるので状況は好転しません。

 

それよりも、お子さんの不安な気持ちをそのまま認めてあげてください。

そうかそうか、不安なんだね。

そりゃそうだよ。今までこんなに頑張ってきたんだもの。

合格したいと思ってやってきたんだもの。

真剣に取り組んできたからこそ、不安も大きくなるんだね。

 

お子さんをなんとかしようとせずにそんな眼差しで見守ってあげてください。

不安であることを認めてあげる。

不安な気持ちを理解する。理解までいかずとも尊重してあげる。

 

すると、お子さんは思う存分「不安」を味わうことができます。

つまり、不安のエネルギーが流れます。

 

「不安のようなネガティブ感情は放っておくと余計に大変なことになる」

と勘違いしている人、まだまだ多いです。

違うんです。

ネガティブ感情は理解して認めてあげると緩みます。

楽になります。

 

お子さんに受験の不安をいっぱい感じさせてあげて、感じきるからこそ、

ハラを決めて当日を迎えられるのではと思います。

 

お母さんも、ご自身の不安な気持ちに寄り添ってあげてくださいね。

「私も不安なんだなー」と。ただそうなんだなーと認めるだけでいいです。

そして自分をねぎらってあげるのです。

**************

もうひとつ。

不安になるのは、やっぱり合格したい(させてあげたい)からですよね。

しかし、合否はコントロールできないですね。

誰かが合格すれば誰かが不合格になります。

 

心の学びと自分自身の経験・実感から、

受験もその人の人生の学びに組み込まれているようです。

合否で喜んだり悲しんだりという人間ドラマを繰り広げながら、

どちらに転んでも視座が高まる気づきがやってきます。

 

私は大学受験に失敗し、存在価値を失うほどに落ち込みました。

大丈夫、合格できる、と言われて、私もそのつもりで受けて落ちたんです。

かなり引きずったなぁ~~~(苦笑)

しかし、その経験が私に沢山の「気づき」を与えてくれました。

そうなるしかなかったなあ・・・と、その流れの優しさに今はしみじみとしています。

 

みなさんはいかがですか?

思い通り・理想通りにならなかったことが、あなたをより成長させてくれた。

人生その連続ではないでしょうか?

 

「できるだけ苦労しないでほしい・苦しまないでほしい」という思いは親心ですが、

悩むことも思い通りにいかないことも我が子を成長させてくれる糧となる

というところに信頼と置くと

受験の合否もどんと構えていられるかもしれません。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、大塚あやこさん考案の「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
カウンセリングのお申し込みはメニューからどうぞ。

カウンセリング受付中

ビリーフリセット・他の様々な手法を用いて問題の根底にアプローチするので、根本的な改革・変容が期待できます。