終わりがなさそうな心の探求(クリアリング)のメリットはどこにあるのか?

自我→他者や外界と区別する「私・自分」という意識 (ウィクショナリー日本語版より)

システム→多数の構成要素が集まって有機的に秩序ある関係を保ち,一つの目的の仕事を果す機能 (ブリタニカ国際大百科事典より)

 

雲黒斎さんは「自我システム」という言葉をよく使っているのですが

「システム」と聞くと

否応なしにその法則に従って動き続ける、というイメージがあるので

本当に言い得ているなあと思います。

 

私は今満たされていて、何をしても、しなくても、誰にも何も言われない自由な地点にいます。

心と向き合い続けて、ビリーフを緩めて、握っていたもの(執着)を手放して、

受け取ることに許可を出してきたからこそ、です。

視座が大きく変わることで「本当は満たされていた」に気づかされます。

それは「忘れていたものを思い出す」という表現がしっくりします。

 

しかしなんと驚くことに!!!!

ここまで到達しながらも、ここまで身軽になっても、

自分を抑制する自我が作動し続けるんです(ll゚Д゚)

 

まずは平和が続くと「退屈」がやってきます。

そして、

自我はこじ開けるように足りないところを見つけては「これでいいのか」と囁きかけてきます。

自我は満たされるということを知りません。

自我は立ち止まることを許しません。

いつも「何かしなさい」と急き立てます。

「なるほどなるほど、自我はこんなにも強力なのか」と、驚いています。

 

自我と同一化して自作自演のドラマを繰り広げながらあーでもないこーでもないとやっていた時代。

自我を満足させていた時代。

それが一番なのだと思い込んでいた時代。

あれはあれで生き生きとしていたんだなあ、ということがわかりました。

 

(でもどこかで無理が生じるので強制的に方向転換させられるんですけどね・・・)

 

とにかく、どんなに幸せになっても満たされても自我は収まることはなく、

「人間としてここに生きている限り自我は無くならない」ということが実感として腑に落ちました!

だから冒頭で触れた「システム」という言葉がしっくりきているのです。

 

じゃあ、心をクリアリングするって、何のメリットがあるの?

ゴールなんてあるの?

ここまで読んで、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

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心の探求でどこにたどり着くかは人それぞれですが、共通する大きな大きなメリットがあります。

それは

自分を責めなくなる、否定しなくなるということと、

自我を観察できるようになり、巻き込まれなくなるとういうことです。

自我は敵ではないからね。

自我への理解が入ると自我も優しくなりますし味方にもなってくれます。

 

自我に従ってもいいし従わなくてもいい。

それは、自我に自動操縦されている状態からの脱却。

制約のない世界へのシフトです。

 

そして私の実感としては、

この世界は確かに自分が創造していると言えます。

ここはどんなシナリオで生きるのかが決められる、自作自演の世界です。

それならば、自動操縦(眠らされている)状態での自作自演よりも、

「制約を外せるんだ・創造できるんだ」という認識のもとで

意図しながら人生を自作自演する方が断然面白いですね。

特別なことでなくてもいいんです。

何でもいいんです。

心の赴くままに。

 

そんな生き方にシフトできるのが心の探求のメリットです。

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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