カウンセリングの上手な受け方(いい人にならない)

「このカウンセラー(セラピスト)さんのセッションを受けてみよう」

という感覚に従った時点でプロセスは始まっていて、

セッションは起こることがただ起こり、その時の最善に繋がります。

・・・というところに私は信頼を置いているのですが、

せっかくの機会ですから、上手に・有効に利用したいですよね。

できれば大きな気づきを得たいと思うのが人の心。

そのために心がけておくといいですよーということをお伝えしてみます。

 

一言でいうと

いい人にならない

ということです。

 

カウンセラーに合わせなくていい

心を見るには「感覚」にフォーカスすることがとても大切なのですが、

カウンセリングは言葉によるコミュニケーションから始まります。

質問されると当然言葉で返すことになりますが、ここでクライアントさんが

「質問されたことにちゃんと答えなくちゃ」という意識になると

言葉を探し始めて頭(思考)が優勢になりがちです。

 

人に気遣ったり 真面目だったり

思いやりのある人ほど、無意識に

急いで答えようとする・カウンセラー側のペースに合わせようとする

という傾向があります。

 

実は、そのような配慮は全く必要ありませんし、

しない方がいいです。

「いい人」というのは往々にしてその人の鎧なので、

むしろ

カウンセラーに合わせない、というトライをしてください。

つまり、

違うと感じるときは「違う」と言い

分からないときは「分からない」と言い

嫌な感じがするときは「嫌」と言い

やりたくないときは「やりたくない」と言い

待ってて欲しいときは「待って」と言ってください。

 

「こんなこと言ってしまって大丈夫かな」という心配も無用です。

どうしても心配であれば、

「こんなこと言ってしまって大丈夫かな、と感じていますが・・・」と前置きしながら

正直な気持ちを話してください。

 

これは「あるがままの自分の感覚を認める」練習になります。

そして、

何を言われてもカウンセラーは困りません。

むしろ「ご自身の感覚をしっかりキャッチしている」ととらえて

OK!と感じます。

 

探そうとせず、湧き出てくるまで待つ

セッション中

「どんな感じですか?」

「(あなたの中で)何が起こっていますか?」

と、感覚を聞かれることが多々あります。

その時も、言葉は一度脇に置いて

ご自身の感覚や身体の反応が湧き出てくるまで待つ、

何かが出てくるまで、何かが起こるまで待つ

をしてください。

何かが出てくるまでそのままでいてください。

探そうとしないでください。

急がないでください。

カウンセラーを待たせてもいいのです。

反応が出てこなくてもいいのです。

真実(本当)と繋がったり、気づきが起こるためには

どこまでもどこまでも、そのままでいること。

ノージャッジ・ノーコントロールでいることが大切です。

 

そして真実と繋がらなくても、気づきがなくても、それもプロセスでOKなのです。

ほぼ全てのセッションでクライアントさんに気づきがやってきているのが現状ですが・・・

そうですね、

これはカウンセラー側の持つべき心がけでもありますが、

「探そうとしない」「わかろうとしない」ことです。

カウンセリングは「起こることがただ起こる」場です。

そこで繰り広げられるいのちのダイナミズム。

この深みある「場」が、私は愛おしくて好きなんだなあ。

 

なのでみなさん、カウンセリングでは「いい人にならない・正直にマイペースに」

を心がけてくださいね。

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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