音楽が鎧だったとわかったときの話

4年前の今日、ビリーフリセット心理学を学んでいたころに書いていたFacebookの記事を紹介してみたくなりました。

ずっと続けてきた「音楽」「ピアノ」が実は欠乏感のエンジンを噴かせて頑張って来た「鎧」だったと分かったとき、ショックを受けたところからどのように心の整理をつけたかが詳しく書かれています。

ビリーフ（思い込み信じ込み）を緩めて緩めて至れた境地です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ここより本文（4年前の私）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

昨年から始まった試行錯誤から数々の「心の学び」に取り組み、自分の思考もどんどん塗り替えられ自己解放に向かっています。

自己解放って、今私が実感しているのは「根拠のない自信を伴った開き直り」かなー。

で、心の学びの過程でとてもとてもショックな事実が浮き彫りとなりました。

大塚あやこさんの「ビリーフシステム理論」を受講し、自分の心を不自由にさせている「ビリーフ」というものについて学んでいるのですが、私の心を不自由にさせていたのは「音楽」であることがわかりました。

音楽と向き合うと否定的な自己イメージが湧くのです。

何もかもが中途半端な自分を自覚し、常に「このままではいけない」と焦り、でも思い通りにならなくて目の前の事に集中できない。

いつも「（音楽に関して）これしか取り組めなかった」と自己否定で1日が終わる。

結婚出産してから自分の積み上げてきた物が一度にシャットダウンされたような、被害者的な感覚もありました。

いつも自分をジャッジする。
他者と比較し落ち込む。
向上し続けないと価値がないという思い込みで身動き取れなくなる。

・・・これって、音楽との向き合い方、違ってますよね？(Ｔ＿Ｔ)・・・
良いかーちゃんになれないのもあたりまえ。

しかし、これは入り込んでしまった思考のプログラムに過ぎず手放せるのだと学びました。

手放すこと自体怖いです。

立っていられなくなりそうで。

自分が自分でいられなくなりそうで。

でも大塚あやこさんのレクチャーから、きっと大丈夫なんだと思えて手放してみました。

すると新しい境地が見えてきました。

♫音楽で感じる自己否定する思考を意識的に停止させる。
↓
♫自己否定の感情が薄れてくる。
↓
♫明るい気持ちでいられる時間が長くなる。
↓
♫家事仕事や雑務と思われる事に時間を取られても焦らなくなる。
↓
♫日常の「嫌だ」と感じていた事があまり嫌ではなくなる。
↓
♫環境は変わらないのにちょっとした事が楽しく新鮮に感じる。
↓
♫「無い」「持っていない」という観念から「ある」「持っている」という観念に変わる。

・・・・私の場合、音楽に囚われない思考でいる方が明らかに幸せなのです。

なので、「音楽で向上し続けないと価値がない」と私の中に埋め込まれたビリーフを手放す決心をしました。

カウンセリングやワークでビリーフを緩めて楽になって。

自分の仕事としてのレッスン以外はピアノに触らない日々が2ヶ月近くありました。

ピアノ弾かなくても全然大丈夫でした。

なので「いっそのことピアノ講師を辞める方がより解放されるのかな」と思った時期もありました。

が、こんな私でも必要としてくれている生徒さんたちがいるのも事実。

そしてそのご縁は大切にしたいと心から思える。

なので自然な流れに任せようと思うようになりました。

最近はピアノも弾き始めました。

ちょっとしか弾かなくても下手でも自分にOKサイン。

ニュートラルな感覚で音楽を聴くようにもなりました。

音楽は楽しむもので囚われるものではない。

そんな境地に至った私は、ピアノ講師としてまだ何か役割があるかもしれません。

でもいつか辞めるかもしれません。

心地良く生きられればどちらでもいいです。

＊＊＊＊＊＊＊＊本文ここまで＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「どちらでもいい」を腑に落としニュートラルになるのがビリーフリセットの意図するところ。

音楽・ピアノへの執着を緩めることで「楽」になり、

そこから「この私だからできるミッション」が湧き出てきました。

「心と繋がるピアノレッスン」です。

新しいステージに立つには、まず「手放す」から、なのです。

手放したいけど手放せない、という葛藤がある人はビリーフリセットがとても有効です。

必ず突破口はある、楽になる道はある、ということを覚えておいてくださいね。

心と繋がるピアノレッスン

投稿者プロフィール

あらいかずこ: あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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