「世界で一番のねこ」
娘が図書館でみつけて「ママが好きそう」と借りてきた絵本。
読んでみたらまさにビンゴストライクでした。
ブログ記事にするにもどこまでネタバレしていいものやら。
「これくらいならOKかな~」という範囲でシェアしますね。
あくまでも私の解釈ですが、この絵本のテーマは「自己犠牲からの解放」です。
飼い猫として、飼い主の望む姿でいることがあたりまえの日常。
しかしその期待に沿えなくなったとき捨てられてしまう。
二人目の飼い主は、また別の理想像を猫に期待する。
猫は「その期待に応えないとまた捨てられてしまう」という怖れを抱きながら期待に応えなくてはと奮闘する。
しかし、二人目の飼い主はそうでなくても変わらぬ愛情を示してくれた。
その驚きと嬉しさ。その安心感の中で、猫は本来の力を発揮でき夢中になれるものを見つける。
それをもっと追求したくなり、そのためには旅立つ必要があった。
飼い主を悲しませることになるとあきらめかけたが、
「おまえのじゃまはしない」
「どんない離れていようとも、どこにいようとも、おまえは私の世界で一番の猫さ」
と背中を押してくれた。
その確かな愛情を受け、「どこでもがんばれるような気がする」エネルギーを蓄えて
猫は旅立つ。
めでたしめでたし・・・・
(ん~詳細を書かなくても内容は思い切りネタバレになっているかも(汗)。)
小さな絵本一冊の中に、猫の立場、飼い主の立場、双方から幾多のメッセージを受け取ることができて
良作だなと思いました。
↓興味が湧いた方は是非本を手に取ってみてくださいね。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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