岡部明美さんの秩父ワークショップで「生後2か月の私」を救出してきました。

ビリーフリセットカウンセラーのあらいです。

「理性(思考。どうやっていくのか。失敗しないようにと見張る番人。doing)」と

「感性(自然に湧き出る本当の思い・感覚。そのままの私。being)」。

 

現代社会は「理性」ばかりが重要視され「感性」が置き去りになっている。

殆どの人が理性(だけ)を働かせてその多数派のレールに乗り、

「このレールしかないのだ」を信じ込み

心のエナジーが枯渇していることさえ気が付かず(封印して)

「ここにいなくちゃ」と立ち続けている。

顕在意識でクルクルと思考をめぐらせてもがき続けている。

 

そして今「意識変革の時代」に、置き去りにされている「1人1人の感性」を取り戻すこと・

「理性」と「感性」の統合を目指すことが大切な時期にさしかかっている。

それは心の95%をしめる潜在意識に光を当てて繋がること。繋がりながら生きること。

 

心の旅(私に帰る旅)・心の深掘り、とはよく言ったもので。

一昨年、あやさんのビリーフリセットカウンセリングで幼稚園時代のインナーチャイルドの涙が出て、

私の中に「お母さんのやりがいある仕事を邪魔しない子供のストーリー」が息づいていることが分かりました。

 

このストーリーはどうやら赤ちゃんのころから始まっている。

しかしその感情はまだ浮き出てきませんでした。

 

そしてこのタイミングで岡部明美さん(以下あけみちゃん)のワークショップに参加しセッションを受け、

生後2か月の私(インナーチャイルド)を見つけることが出来ました。

 

「お母さんの邪魔をしてはいけない」と心に蓋をした赤ちゃんのストーリー

産休育休制度が整っていない当時、私が生まれて1か月半または2か月くらいで母は仕事復帰しました。

私はそのころから幼少時代まで、他人に預けられたり父との時間を長く過ごしました。

顕在意識では

「お母さんが忙しくてもお父さんがしっかりと私の面倒を見てくれたし、

お父さんとお母さんは助け合いながらやってきた理想の夫婦。

お父さんだけでなく、お母さんも一生懸命働き続けてくれたからこそ、

お金に困る事なく好きに進学できてやりたいようにやってこれた。」

と両親に感謝こそすれ、不満などないと思っていました。

反抗期のない子供でした。

 

でも潜在意識下に封印された本当の思いは。

「本当はお母さんがいい!」

「お母さんじゃなくちゃイヤだ!」

「お母さん、行っちゃやだ!」

「もっと一緒にいてよ」

「もっと抱っこしてよ」

だったのです。

子供として当然起こるべき感情を、生後2か月でもうあきらめていたのです。

すると

「本当に欲しいものは手に入らない」

「本当に欲しいものを欲しいと言ってはいけない」

「人に迷惑をかけないようにワガママを言ってはいけない・いい子でいなくてはけない」

「本音を出してはいけない」

のエンジンを回しながら日々を送ることになります。

感じることをあきらめます。感じると余計に傷つくからです。

そして「不感症の私」の出来上がり。

母の期待に応えることが生きるためのスキル

忙しい母に振り向いてもらうためには「優秀な子」でいることが必須でした(そう思い込んでいました)。

学級委員になれたとか。

学校代表になったとか。

伴奏に選ばれたとか。

一番取ったとか。

姉は勉強が優秀で、母の決まり文句は

「お姉ちゃんは勉強で喜ばせてくれて、かずこは他のことで喜ばせてくれるね」でした。

それをあたりまえに受け止めて違和感なくきたのは、母の期待値になんとなく応えられていたから。

そして仕事で忙しい母は私に干渉してこなかったので、思春期も親に反抗する種がなかった。

でも本心は封印していたし傷ついていた。

だから娘が不登校になって教えてくれた。

私の娘は「枠に収まりながらも傷ついているお母さん(私)を支え続けていた」のでした。

でも子供が親を支えるなんてできるはずがありません。

だからギリギリまで頑張って、不登校という形で「もうだめだよ」「しんどいよ」とバーンアウトしたんですね。

当時は強烈な出来事ながら、私に必要なメッセージでした。

娘は身体を張って「ママ傷ついてるよ」「もっと違う生き方があるよ」を教えてくれていたのです。

バーンアウトした娘に感謝。大変だったね。ごめんね。教えてくれてありがとう。

生後2か月のインナーチャイルドの救出劇

あけみちゃんのセッションは「体感」から入ります。

本質に繋がると感情が動き涙が流れます。

確かに赤ちゃんのチャイルドちゃんは私の中にいるのです。

潜在意識にアクセスして身体のどこに何を感じるかを指針としながら

生後2か月の私をリアルに感じます。

「あ、そこにいる!」

リアルにイメージする「たった1人で寝かされている私」を今の私が抱き上げ腕に包み込み、

いいこいいこします。静かに涙が流れます。

「寂しかったね」「よく我慢してきたね」「もう大丈夫だよ」

「ずっと抱っこしてあげるね」「安心して眠ってね」

そんな言葉を贈りながら、赤ちゃんの私を今の私が癒します。

しばらくはこの子を癒し続けます。

思い出すたび、感情が動くたび、この子に「もう大丈夫」を伝え続けるのです。

そして出てくるワンダーチャイルド

インナーチャイルドが癒されるとその奥から出てくるのは、

怖いもの知らずで好奇心旺盛でやりたいことを素直に行動にうつす無邪気な子供。

ワンダーチャイルド。誰の心にもあります。

 

あけみちゃんに「かずちゃんのワンダーチャイルドはどんな子かな?」と質問されるや否や

ぽん!と脳裏に浮かんだのがハクション大魔王のアクビちゃん。

特に夢中になってこの番組を観ていたわけでもないこのキャラクターがなぜ出てきたのか

自分でも分かりません(笑)。

ですがチャーミングだし「私のワンダーチャイルドの象徴」ということにしたいと思います。

心のストーリーは誰にでもあるし息づいている

今回は長々と私の心のストーリーを語らせていただきましたが、

全ての人が、唯一無二の尊い心のストーリーを持っています。

それを解明し「本質に繋げる・繋がる」お手伝いをこれからも続けていきます。

 

長くなってしまったので、あけみちゃんの紹介やワークショップ全体の感想は次回の記事で。

あけみちゃん、認定セラピストの皆さん、共に受講した仲間たち。

ありがとうございました。

 

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投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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