「子供を褒める」の補足

写真は自然と滲み出る猫の雄々しい表情。(女の子ですが)

昨日の記事の最後のほうにある「褒める文化にシフトしていくといいよね」の具体案として

「子供は親・先生・・・周りの大人が出来ることにフォーカスして褒めてあげる。」

と記しましたが、真意を伝えるには言葉が足りないので補足させていただきます。

「褒める」動機となるものはいろいろ考えられますが、成果ばかりを褒めると、子供は親に認められたくて愛されたくて「成果」を求めます。特にスペックの高い子は親の期待に応えられてしまうので、それが自尊心を保つのに必要不可欠だと思い込みます。

これは一見良さそうですが「成果が上げられない(そのままの)自分はダメ」ループに陥ります。

期待に応えられない子は「成果」にこだわる親を喜ばせることが出来ず自己肯定感が低くなります。

「え~、うちの子は違う」という声も聞こえてきそうなので言っておきますけど「全て」ではありませんから。「そうなりやすいのでは」という私の個人的見解です。

なので、「褒める」というより「認める」という表現の方が的確だったかな、と今になって思います。何を認めるかというと、

その子の資質。本質。本人が自覚せずとも自然と滲み出る魅力。

ここ、私はキャッチしたらすかさず伝えたいです。我が子のみならず、ピアノの生徒さんなど、ご縁あるお子さん全てに。

今日、息子と夕食の会話で。

息子が所属するスポーツクラブで強化選手を選抜する機会がありました。息子は選抜から外れました。別段落ち込んでるでもなく、選抜から外れた他のチームメイトのことも、「〇〇君は(選抜から外れても)普段から試合や練習で(仲間を)引っ張ってくれるし」

と、サラリと言う。かーちゃんは、息子の何気ない言葉にじんわりと感動して

「仲間のいいところを見る力があるね。それを認めてサラッと話す君は素晴らしい~。なんか感動した~」

と、気持ちをそのまま伝えました。

「その子の資質」を認める。これは甘やかしではなく、子供が自己肯定感を持って人生を創造するエネルギー源になると思います。そのためには、私たち親の心が解放され「信頼」ベースの世界観に立つことが大切です。

究極は「いる」、それだけでOKなんです。

子育ては親育て、ですね。ありがたいです。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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