不登校の子供を信じることがうまくいく、という経験談
自慢する許可を出します
ビリーフリセットカウンセラーのあらいです。
私の中で「自慢する」はあまり許可が出ていないようで、
「自慢」・・・と思うだけでゾワゾワします。
私が自慢すると・・・人から疎まれるような気がします。
(謙遜することが美徳と刷り込まれてきましたからね~)
これはコーピングビリーフと言います。
だから「うちの息子素晴らしいんです!」って公言するのが怖いけど、
この感覚はビリーフからきているだけなのでドキドキしながらも息子の自慢話をします。
タイプが違う娘と息子
私の娘と息子は2人とも不登校経験がありますがタイプが違います。
娘は学校そのものが合わないタイプ。
息子は「出来る事なら学校に行きたい」「みんなと一緒に過ごしたい」というタイプでした。
そのこだわりの強さと傷つきやすさで中学校が合わなかったのです。
手放す
私は娘の不登校経験で「こうなってほしい」を手放すことが割と得意になっていたので
息子に対しては
- 無理して高校受験しなくていい
- デリケートな子を受け入れてくれる学校で自由に穏やかに過ごせばいい
- なんだったら高校に行かなくてもいい
とまで本気で思っていました。
手放せば手放すほど「うまくいく」ことを体験してきたから。
ここでいう「うまくいく」とは「子供が私の思い通りになること」ではありません。
「母親である私の心が落ち着きニュートラルになる、そして子供の心も穏やかにニュートラルになる」
ということです。
しかし息子は
全日制の高校に行きたいし一般的な受験がしたいと言います。
「一般的な・普通の(「普通」はないのだが息子の言い方としてあえて使います)高校生になりたい」というのです。
息子の性質から、普通の高校に行くことのほうが「やっていけるのか」と心配になる私でしたが
娘の不登校経験や心を解放してきたおかげで
「なんとかなるし、なんとかならなくてもなんとかなるし、どう転んでも大丈夫」
という感覚がすっかり根付いていたので息子の思い通りにさせました。
結果、狭き門を突破し志望校前期合格。併願校も含め全て合格。
どうしたどうした、これはどういうことなんだ。
なんか知らんけど息子の希望があっさり叶いました。
我が子の不登校は私自身に課された学び
私は子供が二人とも不登校になりました。これは私自身に課された学びでした。
子供の姿は、母親の心に蓋をしているもの・制限をかけているものを見せてくれています。
私はその成育歴から「学歴編重・自分自身のコンプレックス」をガッチリと握っていたのですが
娘の不登校で大きく揺さぶりをかけられ、息子の不登校でダメ押しされました。
息子の不登校は私にとって
「旧観念を本当にリセットできたかどうかのお試し試験」だったのかな、と感じています。
高校生になった息子は
息子は高校生になり、「中学時代のこだわりの強さ・傷つきやすさはどこに行ったんだ」
というほどに休むことなく学校生活を謳歌しています。
勉強も私は全く心配していないのですが(出来ても出来なくてもいいので)上位にいます。
夏休みに書いた作文が選ばれて授賞式に参加したり、
部活も「なんでここまで」と思うほどに頑張っています。
過去記事↓
高校に入学した息子が運動部に入り、帰宅時間が夜9時。
この部活は息子ひとりが初心者。
「朝練の前に自主練をする」と言って朝6時半に登校しています。
息子は娘同様心に蓋ができないタイプで、嫌なものはイヤとちゃんと感じるタイプです。
なのでスポーツを始めても、違和感を覚えたり合わないと感じると辞める選択をし、
部活やスポーツクラブを転々としました。
世間的には、息子は「長続きしない」「忍耐がない」と捉えられがちですが
心やビリーフを学ぶと、「自分の心に正直である」という点において息子の在り方はOK。
私はそう思えました。
「自分にとってニュートラルで居られる場」を中学時代に悩みながら追い求め、
今、高校でその場を見つけられたようです。
なんて素晴らしいんだ、息子!
人からのの攻撃に敏感だったけれど・・・
部活やスポーツクラブを転々とする理由のひとつとして、
「出来ないことを強く責める(上手な)チームメイトの存在」もありました。
一生懸命やっているのに「ちゃんとしろ」と言われるのをとても嫌がっていました。
この言葉にあまり刺さらない子もいるのに息子には刺さる。
これは息子のビリーフ「(予想)そのままの自分は出来ないダメな人間だ」という自己設定の低さから
刺さりやすくなっていたのかなと、カウンセラー視点では思います。
高校の部活ではどうなんだろう。
初心者であるだけに「ちゃんとしろ」と言われることはないのかな。
と、先日息子に聞いてみました。
すると。
「ちゃんとしろって言ってくるチームメイトはいるけど、俺、頑張ってるしちゃんとやってるし」
とあっさりした返事がかえってきました。
いつの間にか「ちゃんとしろ」の言葉が刺さらなくなっていました。
すごいな、息子!
娘と息子の共通点は
娘は学校に収まらないタイプ。
息子は学校に収まるタイプ。
しかし、二人の共通点があります。
「自分にとっての居場所・安心できる場を求め続けた」
「とことん正直であり続けた」
ということです。
当時の私は驚かされたり戸惑うこともあったけれど
子供たちは自分の理想を曲げなかった。(曲げられなかった)
孤独だったかもしれません。傷つくことも沢山ありました。
が、今の二人の姿を見ると、良かったね、と思うのです。
心をクリアリングしながら見守り続けた私も偉かった!
母親の心を整えると子供の心も勝手に整います。
ここまで母の心を解放してくれた子供たちに感謝しています。
これからも手放し続けます
「うまくいってる」とは、学校に行っていることではありません。
成績が良いことでもありません。
部活が続いてることでもありません。
だから、高校に違和感を感じたらやめてもいいです。
成績が下がってもいいです。
部活も辞めたくなったら辞めてもいいです。
「最後まで続けなさい」と言うつもりはありません。
それよりも、息子自身が正直に悩んだり試行錯誤したり楽しんだり、をしながら
自分の人生を送ってくれればいいです。
全て、とは言いませんが今の学校は「子供は放っておくとダメになる」というビリーフで機能しています。
だから宿題を多くしたり制約が増えて、子供を枠に収めようとする。
枠に入れておくと安全。
それが子供にとって良いことなのだと信じて疑わない現場。
私は子供を信頼安心の中で放っておきます。
放っておくとは「そのままでいい」ということです。
失敗は失敗ではないし、間違ったと思ったらそれを経験値に変えて方向転換すればいい。
我が子への心配を手放すと子供は勝手に自分の足で歩み出します。
どうしても手放せない心配は、カウンセリングで解放することができます。
子供は放っておくとダメになるのか、
子供は放っておいても大丈夫なのか。
手放すことは甘やかすことで子供をダメにするのか
手放すと子供の心もニュートラルになりその原石・本質が輝きだすのか
どちらが真実(正しい)か、ではなく、
どちらを信じているか、という心の設定なのです。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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