拗ねてないで言えばいいだけだった~親との関係と夫婦関係~

今日は私の誕生日です。

夫がお花をプレゼントしてくれました。

結婚して夫から誕生日プレゼントをもらったのは初めてです。

私から「欲しい」と言いました。

 

親との関係性は配偶者との関係に影響を及ぼします

このことについて、私の心の深掘りから明らかになったことを例として書きたいと思います。

 

幼いころの私はフルタイムで働く「忙しい母の迷惑をかけてはいけない」と決めて

本当の思いを封印してきました。無意識に。本能的に。

手のかからないいい子でした。

 

封印した本当の思いとは、

〇寂しいよ

〇お母さんがいい!(預けられっ子だったので)

〇私だけを見て

という、慟哭するほどの孤独感。

生後2か月からですから。相当のものです。

 

そして装います。

〇お母さんがいなくても大丈夫

と、甘えたい気持ちも封印します。

 

その封印した思いは潜在意識下で生き続け、

生き残り対策としてのビリーフ(べき、ねば)を製造し、

心に分厚いフィルターという膜が張られます。

そのフィルター(色メガネとも言う)から独特の世界をイメージとして創りだし

「こうあらねば」と頑張ったり挫折したり。

 

そして大人になり結婚しますが、

夫に対して(大切な人ほど)ビリーフが作動し

心のフィルターを通して見るようになります。

 

その結果、私は夫に対しても甘えることを封印し

夫に頼らなくても大丈夫、を演じてきました。

甘えたり頼ったりするのが怖かったのです。

無下に扱われて傷つくのが怖かったから。

「ほら、やっぱり私は愛されていないじゃん」と感じたくなかったから。

ケンカとか摩擦は絶対に避けなければ、波風立てずにやっていかなければ、と

思い込んできましたしそこに全力を注いできました。

自分の「本当」を無視して。

 

これ、母親に対する思い・関係と一緒なんです。

 

その一方で、

「夫は私の望むことを何もしてくれない」

「冷たい」

とジャッジしまくっていました。

私の心のフィルター(色メガネ)で夫像を勝手に創り上げていたのです。

 

ビリーフをリセットし続けて心のフィルターが取れてくると・・・

夫は夫であるだけでした。

それを「あんな人」「こんな人」「こう思われているのでは」と

私が勝手に創り上げ肉付けしていただけでした。

 

夫は冷たい人でも、何もしてくれない人でもありませんでした。

私が何も言わなかっただけでした。

私が甘えなかっただけでした。

私が背を向けていただけでした。

夫はそのままの人でした。

 

私は徐々に「言いたい事をちゃんと言う」にOKを出し

「甘えたり頼ったりすること」にOKを出し

「向き合う」にOKを出していきました。

 

夫はどんどん優しくなっていきました。

私の心のフィルターが取れてきたから。

それは、親(特に母親)から受け継いだ価値観からの卒業です。

 

私は離婚否定者ではありません。

 

こんなパターンが考えられるかもしれません。

〇「ダメな夫」と思っていたらビリーフリセットすることで「良い夫」になるパターン。

〇その反対に、「この人がいないと生きていけない」とまで執着していた夫がビリーフリセットすることで「いなくても生きていける」になるパターン。

 

どちらでもいいです。

大切なのは、自分のビリーフリセット。

歪んだ世界を創りだす心のフィルターを薄くしてくこと。

自分の本質と繋がること。

 

そして誕生日

私は夫から誕生日プレゼントをもらったことがありませんでした。

しかし、友人知人である「夫」の方々の中には、

奥様の誕生日プレゼントの準備にいそしむ姿も見受けられます。

 

ここは人それぞれのタイプとか視点の違いとしか言いようがありません。

そこに目がいくかどうか、の違いであり、どちらが良い悪いはありません。

 

「プレゼントなんてめんどくさいし無い方が楽!」っていきがっていたけれど

本当はとても羨ましかったんです。

私もプレゼントをもらいたかったのです。

まずはその思いに素直になる。

いきがるのはもうやめよう。

 

で、やっぱり夫からもらうのが一番うれしいから

「もらえない!」って拗ねるのではなくて

「ちょうだい」って私から言えばいいだけのこと、なんです。

だから言いました。

 

でも正直勇気が要りました。

ビリーフの刷り込みって相当深いです。

 

「欲しいよ」「ちょうだい」

こんなに簡単なことが言いにくい。

子供のころから禁止していたんだな。

母に対して。

頑張ってきたね、小さい私。

 

夫からは

すぐに「OK」の返信が来ました。

勇気を持って、意を決してのお願いだったのに

夫にとってはお安い御用だったみたいです。

ああ、笑える私の一人芝居。

そして今夜、メッセージ入りの大きな花籠をプレゼントしてくれました。

嬉しかったですよ。

 

「えいっ」と飛び込むたびに新しい世界が広がる。

飛び込むときは怖いけど、その先には優しい世界が広がっている。

心の探求は面白いです。

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投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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