「認めてもらえて良かったね」ではなく「感じてもらえて良かったね」
「心と繋がるピアノレッスン」のメニューを立ち上げると同時にご縁を持った生徒さん。
高校音楽科に在籍し、私がホームレッスン(学校の外のレッスン)を担当して初めて実技試験を終え、高評価をいただいた、とのメールが来ました。
私はそれに「良かったね」という主旨の返信をしたのですが、言葉の選択に違和感がありました。
が、そのときは的確な言葉が見つからずそのまま送信。
今になってしっくりくる言葉が見つかったので、どうしても訂正したくなりメールをしました。
この思いが若い子たちに届くと嬉しいので原文をここにも載せます。
**********(ここより本文)***********
Mちゃん、こんにちは。
以前先生が返信したメールの言葉の使い方に違和感があって、気になっているので訂正させてください。
「楽しく弾けて、学校の先生にも成長ぶりを認めていただけて、良かったですね。」
と先生は返信しました。
この中に使われている「認めていただけて」を「感じてもらえて」に直したいのです。
「楽しく弾けて、学校の先生にもその成長ぶりを感じてもらえて良かったですね。」
なぜかというと、学ぶことは「人に認めてもらうため」のものではないからです。
学校は成績や評価がついてまわるから、評価が高い方が良いのだと人は勘違いしてしまいます。
先生もその1人でした。ずっと、そう思っていました。
しかし成績や評価は「学校の視点」「他人の視点」に過ぎず、そればかりに囚われてしまうと「自分はどうしたいのか」「自分の感覚」が希薄になります。
「自分はどうしたいのか」がおろそかになると、高い評価がもらえても楽にはなれません。
また、低い評価だと「自分は足りていないのだ」と自己否定しがちです。
つまり、高評価でも低評価でもしんどくなるのです。
だから今のうちにMちゃんに伝えておきたいのは、
「自分の本当の気持ち(感覚)を大切にすること」
「自分の心・感覚が人生の羅針盤である」
ということです。
自分の感覚を大切にすると、学校も、試験も、先生との関係も、楽になります。
評価よりも「自分が好きなこと・そこから出てくる学びたいこと」に集中できるからです。
今回の実技試験は、「音が苦」になってしまい悩み続けたMちゃんが「どうしたらいいのか」向き合い、行動し、自分の軸を取り戻し始めた。
そして「心と繋がる演奏」が実現した。
その成長・エネルギーが学校の先生に伝わり感じてもらえた。そういうことなんですね。
良かったね。嬉しいね♪
これからも楽しくレッスンしていこうね。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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