そんなつもりじゃなかったのに・・・難しい、子どもとのコミュニケーション(不登校相談メールより)
不登校無料メール相談、2日目以降来ていないので、なんだか暇です(笑)。
初日の相談メールにお返事した方からさらに質問をいただき、その返信をシェアしたくなり、
許可をいただいて(ちょっと編集して)ここに投稿させていただきます。
「1回のメールでできるだけのことを!」と私が欲張りたくなって
浅いところから深いところまで、まんべんなく書いています。
読まれた方は、参考になりそうなところを受け取っていただければと思います。
質問の内容は
詳細は書けませんが、不登校気味のお子さんとの会話・コミュニケーションについて。
お子さんの悩みに対してお母さんが「じゃあこうしたら?」と言うと、
「もういい」となってしまった。
お母さんは不機嫌にさせるつもりはなくて、よかれと思って言っただけなのに・・・。
「どうしたらいいかを解決してほしいわけじゃないんだな」
と思い、(コミュニケーションの仕方が)わからなくなる。
という内容でした。
返信を(ほぼそのまま)掲載
次の質問ですが、息子さんとの会話ですね。
ここは、息子さんが解決策を求めていなかった、ということですね。
何をして欲しかったかというと、ただ「そうなんだね」と受け止めてほしかったのだと思います。
共感までしなくていいんです。受け止めるだけで。
「そうなんだね」という言葉はとても優しいです。
これは肯定でも否定でもなく、ただそのままを受けとめる言葉だからです。
今後息子さんとの会話で使ってみてください。
「こうしてみたら」とついつい言いたくなるお母さんの無意識領域には
子どもが困っていると
「早くその困り感から解放してあげなくちゃ」
「救ってあげなくちゃ」
という気持ちが働いています。
そこには困っている子供を見ている「私が不安」で
「私の不安を取りのぞきたい」から何か言いたくなるんですね。
私も過去、そんな動機で我が子をいっぱいコントロールしてきました (;´Д`A
そして、敏感な子供は「こうしてみたら」という言葉の裏に「そんなこと感じていないで」というニュアンスを感じ取るのです。
そこ、感じない子もいますし、感じてもお母さんに言えずに黙っている子もいるでしょう。
息子さんは、お母さんにちゃんと「もういい」と意思表示できて、これは悪いことではないと、いいことだと私は思います。
感受性が鋭い子は微細な違和感をちゃんとキャッチし、自分の感覚に嘘をつけない子なのです。
だから学校の違和感にも目を背けられないのです。
それは親にとって面倒だったりやりにくい子だったりするかもしれませんが、
これからの時代、自分の気持ちに正直に生きられる子の時代にシフトしていますから。
ここ、私たち親が子供の感覚についていく学びどころなんですね。
感受性豊かな素晴らしい我が子と心豊かに歩めるように、
私たち親が既存の「枠」を取り払う学びです。
それは子も親も救われるプロセスでもあります。
息子さんに何か言いたくなったら、自分の考えを伝えたかったらもちろん伝えていいです。
その動機にいつも気づいてください。
- 自分の不安を取りのぞきたい言葉なのか
- 子どもに寄り添って出てくる言葉なのか
もうひとつ、お母さん自身が子どものとき、
親に自分の気持ちをそのまま受け止めてもらえなくて寂しい思いをしたことはありませんか?
「私が子どもだったらこう答えてもらえると嬉しいな」という視点に立つのも
我が子とのコミュニケーションのヒントになると思います。
最後に深い話になりますが、親からされて嫌だったことを無意識に我が子にしていることがあります。
世代間で続く連鎖。
その連鎖に気づき私たちの世代でストップさせることも、
これからの時代を担う子どもたちのためにできる役割かもしれません。
不登校無料相談メールは明日までです(^^)。
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投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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