母とのへその緒を切る。私の願い。(岡部明美さんのセッションを受けて)
すぐには予約が取れずしばらく待つこととなった明美ちゃんのカウンセリングの日が昨日やってきた。
すぐに心の整理をしたいことがあったので申し込んだものの待つことになったのだが、その間にその案件は整理された。
しかし、別の探求案件が出てくるのではと予約は取り消さずに過ごし、その予想は見事に的中。
少し前から自覚し始めたことがあった。
「のんびりいこう」「目標を持たずにいこう」「何者にもならない」
を根底に基本のんびり過ごしていたのだが、好きなウォーキング中にモヤモヤし始めた。
そこに意識をフォーカスすると
「私はここにいる場合ではない」
と言っている。
あれれ、まだ承認欲求のインナーチャイルドがいるのかな。
小学生高学年のころから確かにそう思い続けていた。
でも、私はここから逃げなくていいし、ここがまさに至福ではないか。
いぶかしく思いながらも当時の感覚に浸ってみた。
それは確かに欠乏感を根底とした承認欲求の成分も含まれていたかもしれないが、それだけではなかった。
確かな疑問・確かな願い、というものが含まれていた。
私は子供のころから疑問を抱き続けていたのだ。
なんでみんな、あたりまえにここにいるのだろう?
なんでみんな、あたりまえに大学に行くのだろう?
なんでみんな、あたりまえに就職するのだろう?
なんでみんな、敷かれたレールに乗ることに何の疑問も抱かないのだろう?
そして、「私はここにいる場合ではない」という思いを抱きながらもレールから外れることができずに最終学歴までおとなしく進み、
当時抱いていた夢は叶わず
「私は夢破れた才能ない人」というラベルを張り付けて生きてきた。
が、上記の太字の思いは私にとってどうやら確固たるもの。
根柢に備わった「何か」らしい。
明美ちゃんのセッションを受けることで「何か」は何なのかを解き明かしたい。
寒い一日だったけれど足取りは軽くセッション会場に向かった。
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「インナーチャイルドじゃないと思っていたよ」
と、明美ちゃんが言った。
私が以前「どかんと大きなインナーチャイルドを癒したいです」とメッセージしたことに対して。
傾聴してもらい、子供のころから抱いていた「なぜ」の成分を明美ちゃんにいざなわれながら、深く感じながら進んでいった。
「かずちゃんが今一番起こって欲しくないこと、嫌なことは何?」と聞かれ浮かんできたのは
「(親の・周りの・社会の)枠にはまって魂を抜かれること」。
私自身がその最たるものだ。
全く意識せずに「うまくいっている」と勘違いして、実は魂は抜け殻状態。
そしてここ数年、それを取り戻すべく発掘し続けてきた。
セッションは進み、話の途中で出てきた「ジャーニーワークを体験して見つけた、私の中の真っ赤な大きなエネルギー」を探求した。
そのエネルギーは失望し慟哭していた。
私は言葉にならないうめき声をあげて、涙を流して、部屋をさまよっていた。
まるで怪獣のようだった。
怒りと失望がドクドクと流れ続けた。
そこから白い羽がヒラヒラ舞っている優しいエネルギーが抽出された。
このエッセンスを持って私がやりたいことをやる。
明美ちゃんがメモした私の放った言葉の数々がパズルのようにはまりだし、ひとつの願いとなって浮き出てきた。
「人とその人のスピリット・源を繋げる」
それはもともと繋がってしかるべきものなのに、それが自然なのに。
この世界(現代社会)に生きることで解離させている。
私自身がそれをやってきた。
まったく自覚せずに50年近く。
私の願いが明確になった瞬間(実は明美ちゃんにそうなんでしょと言われて)、体中が「そのとおり!」と喜びでスパークした。
今習得中のジャーニーワークで、クライアント役をしてくれた方々の変容で実感できている。
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しかしここで。
母と私を繋げているへその緒を切る、という儀式が必要となった。
私は本当に強く母と癒着していた。共依存だ。
この母を超えてはいけない、という観念で、私は力をギューっと抑え込んできた。
母の感覚も味わった。
母は、私に背を向けられること・私が離れていくことが命を削られるほどに堪えられないことだったのだ。
しかしそれは、赤い絶望のエネルギーが私の中に潜むこととなり、私は相当生きにくかった。
自覚せずに生きにくかった。
でも私の願いが分かったから。
そのやりたいことに向かって進むために、私は母と繋がり続けている(精神的な)へその緒を切った。
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私の師匠は数多くあれど、長期間学ばせていただいたという点では、大塚あやこさん・岡部明美さん。
私はこの2人と並ぶなんて・・・と思っていた。
また、この世に「自分と繋がり生きる」と説いている人は沢山いらっしゃる。
もう私の入る余地はないというか、私がそこにいなくてもいいや、とまで思っていた。
それも実は、母との共依存から来ている「私をセーブさせている」からくりだった。
私はあやさんでもなく、明美ちゃんでもなく、2人の後を追うのでもなく
私は私として立つのだ。
あやさんと明美ちゃんと同列だ。
私がオリジナルになったから。
これをきっぱり宣言するのもかなりの変容と言っていいだろう。
ここまで読んでくださった方々は分かってくれると思うが、成果などの物理的な力ではなく、精神的な「願い」というものの深さ。
私の願い。この私だからできるというお役割。
それが両師匠と同じ土俵に立てたということ。
「私が私を生きる」ことによって、自然とやりたくなることをやる。
だたそれだけのシンプルな所に立つまで、どれだけの時間を要したことだろう。
それは私の願いと繋がった。
「自分と共に生きる」のお手伝いがしたい。
深いところにしまいこんでいた、気が付かなかった自分と出会うのだ。
その源は、あなたに発見されることを待ち望んでいる。
それは繋がってしかるべきものだから。
そして見つけた時、大きな力となってくれる。
明美ちゃんも言っていた。
便宜上「カウンセラー・セラピスト・作家」という肩書をつけているけれど、
私は岡部明美を生きているだけ。
と。
あやさんも伺うまでもなくそうだろう。
みんな、それぞれの願い・自分の疑問からくる自然としてしまうことを土台に活動している。
私もやっと、その1人になれたようだ。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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