想定する悪いことを「そうなってもいい」「どちらでもいい」と受け入れると、頭の声(エゴ)は大人しくなります。

大人しくなった愛猫ぽんさんの写真でスタート。

 

昨日は、藤田ユキさんの「禅カウンセリング」を受けました。

禅カウンセリングを検索。

「全ての答えはクライアントの内側にある」という認識のもと、

セラピスト・カウンセラーが「癒す人・救う人」

クライアントが「癒される人・救われる人」

という関係ではなく

全ての人を一人の仏だとみなしてその人の内側にアクセスする。

 

そのようなことが記述されていました。

 

その考えに大賛成です。

 

セッション時間はなんと30分。

もちろん時間が来たからといって「はい、やめー」ということにはならないそうですが

目安として、ユキさんがタイマーをセット。

30分という短い時間を設定・意図してセッションを取り組むのも面白そうだな、どうなるのだろう、

とワクワクしながら、私は最近ちょっと気になっていることを話し始めました。

 

私の相談内容(ちょっと気になっていること)

ハラ(本質・魂・高次の自分)は「いいよ」と言っているのに、頭(理性・エゴ)は「ダメ」と言っている案件がありました。

ハラの声と頭の声が引っ張り合うと方向が見いだせず「葛藤」「悩み」になります。

 

最近はすっかり「ハラのいうことを聞こう」という感覚になっているけれど、

このときの頭の声は結構大きかった。

そんなことしたらダメだよ

後々困るよ

 

頭の感覚に浸るとどんどん不安に陥って、悪いこと悪いことを連想します。

最後には「のたれ死ぬ」になるんです。

そう。頭が想像(創造)する不安の行く先は大抵「のたれ死に」です。

だからやっちゃダメだと言い続けます。

 

一方、ハラの声は

それくらいしてもいいよ。とっくに納得してるし。

この先も全然困らないよ。だって困ってないじゃん。

 

ハラの感覚になると、あっけらかーんとして、身体が軽くて

「大丈夫~~~」という気持ちになるんです。

この先も明るい。いつまでも明るい未来。

根拠ないのに不思議。

 

頭の声の正体

頭の声は、過去の体験や見てきたことをもとにして紡がれています。

「あのときああだったから今回もこうなるだろう」

「こんなことを見てきたからこの事例もそうなるだろう」

そうとしか思えない。

そして、過去に囲まれてきた大人(親・先生など)から言われ続けてきた言葉でもあります。

それが自動再生される。

そっちに行ったらダメだよ

危ないよ

後悔するよ・・・

ビリーフ(思い込み信じ込み)とも言えます。

 

ハラの声は

前述しましたが、本質・魂・高次の自分、ともいえる「あなたにとっての真実」の声です。

愛されるため・認められるため、と、外に意識を向けて生きていると、

このハラの声は何も言わなくなり奥にしまい込まれ

頭の声(不安・欠乏感・危機感)ばかりを聞いて生きることになります。

不安ベースの世界観の出来上がり。

 

我慢強い人は頭の声をキャッチしながらもしんどいことを自覚せず、しんどいエンジンを動かし続けることになります。

私もそうでした。

「しんどいことを自覚しない」のは、しょうがないんだよね。

自覚しちゃうとバランス取れなくなるからね。

ヤバい。

だから、バランス崩して「もうダメだ」となってやっと自分の内を見るようになるのよね。

私のきっかけは娘の不登校だったわけです。

 

自分の内側を見るということは、ハラの声(魂)と再会するということでもあります。

そこと繋がることが、その人の「本当」を生きることになります。

心地よくて楽な世界~

 

そして私の相談事はユキさんのある質問で収束を迎えました

私は「頭の声」「ハラの声」それぞれの言い分を受けとりながら話し続けました。

ユキさんがこんな質問を投げかけてきました。

「この先うまくいくかどうかわからないのが真実だけど、もし、うまくいかないと分かっていたらどうする?

 

・・・・・・うーん・・・・・・・・

 

それでもやるなあ。

うまくいかないと分かっていても、それでも「やる」ことで、全てがしっくりと納得できるなあ。

 

すると、頭の声(エゴ)がシュルシュルと大人しくなりました。

あ、頭の声が大人しくなった!

と、ユキさんに伝えたところで30分のタイマーが鳴りました!(すごいな)

ユキちゃん、ありがとう。

 

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ハラの声は言います。

そうだよ。やったからと言って何か(成果)を求めなくてもいいんだよ。

もう決めてるでしょ。

 

ここが大事なポイントなんです。

頭の声(エゴ)は悪者なのではなくて、安心という枠の中であなたを守ろうとしているエネルギー

大人たちはそうやって私たちを守ってきてくれた。

 

しかしハラの声(本質)は塞がれてしまう。

 

本質・魂に従って生きる、というのは、

「予想される悪い事態・最悪の事態をも受け入れる」覚悟を持つことでもあるのです。

予想される悪い事態って、ビリーフなんだけどね。

 

悪い事態になっては困るからエゴが発動するのであり、悪い事態に「なってもいい(どちらでもいい)」と受け入れると

「ふーん、じゃあ、私の出る幕ではないね」

とエゴは引っ込んでくれます。

(で、実際は最悪の事態になりません。そこは何度も経験し「大丈夫」を実感していくしかないのだけど)

 

だから何が大事かというと、

先々の不安は「本当のことなのか」といつも疑い、

過去のエネルギーと繋げて選択するのではなく

今この瞬間、心と身体が軽くなる選択を積み重ねていく。

新しい選択だね。

勇気を持って。

するとハラと繋がりやすくなります。

 

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蛇足ながら、そんなことを言いつつも私は久しぶりの腰痛です。

頑張りすぎていたみたい。

以前と比べるとかなり緩んでいるのですが~~~~~

ますます緩みたいと思います!(笑)

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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