「人さまの子がうらやましい」からの呟き。(親も自由になろう)

昨日スーパーで買い物をしているとき、娘と同級生(女の子)のご両親とバッタリお会いしました。

娘さんは元ピアノの生徒で親交深い時期もあったので、再会を喜びしばし立ち話。

 

「Hちゃん、Sちゃん(姉妹)はお元気ですか?」と伺ったら、

娘と同級生のHちゃんは今年大学を卒業して就職先で研修中。妹のSちゃんは大学生、だそうな。

 

私、「いいなあ」と思っちゃったよ。

お子さんが堅実に就職して。

 

*****************

我が娘は高校1年の不登校以来、学校という場は合わないからと

大学は受験せず就職もせずフリーの身になり、絵を描き続けている。

 

独特の世界観を描いているのですが、(このサイト見てね→「WORKS 生鋼」

絵がものになるのかわからない。

でもね、

唾液が出るように、描いていることそのものが自然なんだって。

すごいよね。

 

それでもさ。

経済的に自立できるのか、いつそうなれるのか、見当がつかない。

どうなるのかな。

やっぱりそういうことを考えちゃう。

 

*********************

だからこそ、私が心を学ぶ必要があったわけですよ。

そんな娘を認めて「子供の人生は子供のもの」と、距離を置いて見守れる母でありたいと。

不安感で心を占めたくないしね。

 

おかげで私自身の心のフィルターをクリーニングクリアリングできて

この世界・社会の「あたりまえ」を俯瞰する感覚も身につきました。

 

娘が「不登校」というきっかけを作ってくれて、

いびつだった家族間のエネルギーバランスも調いました。

 

今があるのは娘のおかげ。(そして私の努力の賜物ですわ☆彡)

先のことを憂うことこそ、無駄無駄無駄~!(byDio)

 

すべては「今」!・・・ということもよーくわかっているつもり。

だからここまで来られたんだ。

 

*********************

なのに。それなのにですよ。

 

人さまの「子供が就職した」という話を聞いたら、

いいなあ羨ましい~~~~

って、思っちゃったんですよね。

あ~、このご夫婦は私のような心配しなくていいんだなーーー

って。

 

でも、「ダメじゃん、私」とならないよ。

 

**********************

マジョリティの社会でバランス取ってきた親が、マイノリティなタイプの子供を持つ。

そんな親子さん、ちまたにたくさんいらっしゃると思います。

 

戸惑うのはあたりまえ。

不安になるのもあたりまえ。

揺らぐもの苦しむのもあたりまえ、ですよ。

 

ちゃんと進学する、ちゃんと卒業する、ちゃんと就職するお子さん、うらやましいよね~~~~~。

個性的な我が子を見守るの、大変だよね~~~~~!

 

それでね。

心と上手につきあうためにハッキリ言えること。それは、

湧いて出てきた自分のその気持ちを、ちゃんと認めてあげてください。

 

自分の中の湧いて出てくるどんな気持ちや感情も・・・

羨み、寂しさ、不安、憎しみ、嫉妬・・・

押し込まずに「ああ、そうなんだね」と。

ただ、それだけでいいから。

 

それだけで、心が落ち着きます。

 

湧き出てくる感情に「こんなこと思ってはいけない」と抵抗すると、エネルギーが混乱してより苦しくなります。

我が子に対しても、寛容に見守ることができなくなります。

 

*************************

深く掘り下げていくと、実はマジョリティの子だ、マイノリティの子だ、は関係なくて、

見るべきは、親と子の人生の癒着、なんです。

 

私の場合は(ほとんどの親子がそうなんだけど)、

私の母と私の人生が癒着していて、それでうまくいったと思い込んだことを

良かれと思って私の娘に強いていた部分がありました。

 

自分の考えが正しいと思ってグイグイ子供に要求すると、

子供は本質を隠してお母さんに合わせます。

 

その連鎖が代々続いている、と言っても過言ではないでしょう。

 

私の幸せとあなたの幸せは=(イコール)ではないのです。

何が幸せなのかは、親子であっても違います。

 

そのことに気づけたら、「我が子にとっての幸せ」をそのまま認めてあげることが大切なのです。

 

「本当にそれでいいの?」

「大丈夫なの?」

「なんか理解できない・・・」

ということであっても、「それでいい」と子供が言うならいいんです。

 

そのためには。

まず、私たちが親との癒着に気づき、切り離すこと。

私たちも結構(いい子で育った人こそ)親と癒着しています。

親の価値観がびっちり染みついて、実は型にはまって苦しかったり・・・

してませんか?

 

だから、私たちが親の価値観から抜けること。

心の傷を癒して自由になること。

すると、子供の人生も切り離せます。

 

適度な切り離しができると見守りも楽だし、子供も勝手に伸びていきます。

 

私も個性的な娘のために、心のクリアリングをさらに精進しなくちゃ~~~

それは自分のため、でもある。

「個性的な子を持つスリル満点な母親人生」も楽しいですよ。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
カウンセリングのお申し込みはメニューからどうぞ。

カウンセリング受付中

ビリーフリセット・他の様々な手法を用いて問題の根底にアプローチするので、根本的な改革・変容が期待できます。