「タブーをOKにする過渡期」は誰でもやってくる

若いママ友のAさんに宛てたメールをここに掲載させていただきます。許可をいただいています。

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先日はお茶の時間をありがとう。

頑張り屋さんで仕事でも実績を重ねてきた努力家のAさん。

赤ちゃんをお腹に授かると同時に仕事から離れることになり、今までと違う環境に身を置くことに不安を感じてらっしゃいましたね。

でも最近は人に頼ることを自分に許可してみたり、湧き起こるご自身の感情を俯瞰したりして、新しい価値観や世界観の扉を開けてみようとされています。

その姿勢、特に新しい環境に身を置くときはとても大切だと思います。

というのも、今までの価値観だけでやっていくと物事が滞ることが多くなるからです。

 

仕事を離れて赤ちゃんとの生活。

家事・子育て中心の生活は仕事とは全然違います。

いつも目標を持ち邁進していたAさんが不安になるのは無理からぬことです。

 

Aさんは迷われていましたね。この期間、今までの実績を資料化して次の仕事に就くための準備をしようか。それとも、一度まっさらになるか、と。

まっさらになってみよう、とおっしゃいました。

私も賛成です。

 

物事がうまくいかない時・環境が変わる時。それは

「新しい価値観を受け入れる時」・「今までのタブーを受け入れる時」なのです。

自分に禁止を与えていたことに許可を出す時なのです。

Aさんだったら、

〇がんばらない

〇楽をする

〇計画的どおりに物事が運ばなくてもOKになる

〇成果がなくてもOKになる

〇向上しなくてもOKになる

 

今までのタブーや禁止に踏み込むのは、はじめのうちは怖いです。自分がダメになりそうで、とっても怖いです。でも、そこを踏み越えなければならないときって、誰でもどこかのタイミングでやってくるのです。

そこを踏み越えるか留まるかはあなたの自由です。しかし、

留まると多かれ少なかれ窮屈なループにはまります。そして、どうしても逃げられない、耐えられない、という段階に来ます。

ここ、ちょっと(かなり)辛いです。

そして初めて「降参する」ことを覚えるのです。

一時期は、妥協したような、負けたような、ますますダメになるような感じになります。

が、降参した後の「まあいいか」「しょうがない」「どちらでもいい」は、澄みわたるような視界を広げてくれます。

争い・競争・戦いの舞台から降りることになります。そこに立ち続ける必要がなくなるのです。

「そこまで辛くならないうちにみんな早く気づくといいのにな」・・・と正直思うこともあります。が、それは私のエゴなんです。タイミングは人それぞれ。全てがその人にとってのベストのタイミングなのだと思います。

 

このように段階を踏みながら、自分の固執していたものや絶対と信じて疑わなかった価値観を削ぎ落とすと、物事の本質を見る目が養われ、自分自身の存在の揺るぎないすばらしさに気づき、それは周りへの愛にも繋がります。

それは、不安や怖れを排し勇気を持って壁を乗り越えた誰もが導かれる道筋なのです。

そして、「ああ、はじめから守られていたんだ」に気づきます。

「大丈夫」に気づきます。「この流れ」を信じられるようになります。

「大丈夫の世界」を信じてみてください。

Aさんの今後が、お腹の赤ちゃんと共に穏やかで豊かな日々となりますように。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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