「怒りのインナーチャイルド」から「自分の使命」を抽出

深みある睨みをきかせた猫の表情からスタート。

 

昨日、会話の流れで娘から

「分かった気にならない方がいいよ」

と言われました。

 

瞬時に私の心と身体が反応しました。

胸から肩にかけてどんよりとしたものに包まれムカムカしたのです。

 

要するに嫌な感じがしたんだね。

 

心を学ぶことの利点(の一つ)は

まず自分の身体や心の反応を観察するので相手を責めなくなる、ということです。

「相手を責めたくなった」という気持ちが出てきても、

それも含めてどこまでも自分の心を見るのです。

相手はダミーなので。

 

そして探求することに慣れてくると

「ネガティブ反応をする自分」をも責めなくなります。

ネガティブ反応は悪いことでも何でもなく、ただの「反応」です。

 

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「どんよりムカムカ」の反応は、

以前から把握していた私のインナーチャイルドと繋がっていることが

すぐに分かりました。

「こんなに頑張っているのに、これ以上どうしたらいいの!ヽ(`Д´#)ノ 」

と怒り、嘆いている子です。

 

「常にいい子でいなくては」

「優秀でいなくては」

というエンジンで過ごした子ども時代。

頑張っても成果が出なかったり認めてもらえなかったり

大人から(先生という立場の人から)理不尽な態度や仕打ちを受けたり。

 

そんな場面に遭遇しながらも当時は

「私が至らないから」とか

「努力が足りないから」とか

「力がないから」とか

自分に矢を向けてその状況をなんとか納得させてきました。

大人に向かって反抗するという感覚や思考は全く働かなかったですね。

 

でもね、本当は。

「こんなに頑張っているのに、これ以上どうしたらいいのさ~~~~~~!バカヤロ~~~~!!!!ヽ(`Д´#)ノ 」

と怒っていたんです。

ものすごく怒り狂っていたんです。

インナーチャイルドであり、未完了の感情でもあり。

 

「怒る私」なんて、いい子には絶対あってはならないものですから、

ものすごい圧力で封印してきましたね。

全力で抑圧してきました(苦笑)。

心を探求しカウンセリングを受けてそれが明るみになったとき、

その怒りのエネルギーの大きさに驚きました。

 

受けとめて流してあげられたとき、

世界観がグルッと反転したような変容が起こり、

「鎧を脱ぐ」「本来の自分に戻る」方向にベクトルがぐッと向きました。

 

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私の中の「怒りのインナーチャイルド」は、

「分かった気にならないで」という言葉が嫌いです。

自分なりに発見したり歩みを進めたことに対して

この言葉のようにバッサリ切られる(貶められる)ことにかなり腹を立てています。

 

その人(周りの大人・先生)にとって満足するレベルではなかったかもしれない。

確かに「まだまだ先がある」「上がある」のかもしれない。

バッサリ切ることが仮に大人たちの愛だったとしても。

それがきっかけで子どもたちは

「怖れと自己否定からくる頑張りのエンジン」を回し続けることになります。

 

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未だ疼き続ける私の中の「怒りのインナーチャイルド」は

今後も癒し続ける必要があると思いますが、

それだけ深く受けた心の傷からは、

その人の切なる願い・大切にしたいこと・・・

使命のようなものが生まれます。

 

私の場合それは、

「誰をも貶めない。どんなに遅くても、不器用でも、前に進めないことがあっても、その人の歩みをとことん認める」

ということです。

 

まずは私自身をそのように扱ってあげながら、

周りの人たちに対してもそう向き合っていきたいな。

 

これ、カウンセラーになる前から、長年の仕事であるピアノ講師としても、

生徒さんに対して既にやってきたなあと感じています。

 

あらい先生はバッサリ切らないよね~、ピアノの生徒たち!(笑)

「生きる力を育むピアノの先生」であることに自画自賛。

誇りを持っています~~~ヾ(●´∀`●)ノ

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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