「不安や心配がつきまとう子育て」から解放されるには

以前の私は、いつも心配事がつきまとっていました。

特に子育てに関しては、

テストの点で一喜一憂。

子どもの受験が心配、大学に行っても、就職しても心配、結婚しても多分心配、

孫ができたらそれでも心配・・・

 

そんな自分に気づき

「あれれ、この調子では子どものことで一生不安や心配事から解放されないぞ(´-ω-`)

と困惑したことがあります。

 

今私は、子育ても含めて「基本心配や悩みはない」という世界に立っています。

「私も心配や悩みから解放されたい」と思われるお母さん(お父さん)は

このコツを抑えてください。見てください。↓

〇過去と未来に「今」が奪われない感覚を持つ

〇自分の枠(ビリーフ)を知る

〇ご自身の心を解放してあげる

 

〇過去と未来に「今」が奪われない感覚を持つ について

既に多方面で言われていることですが、

「今ここ」だけが真実で、過去や未来はありません。

過去は私たちの記憶・「こうだった」と解釈しているもの。

未来は「想像」にすぎません。

しかし、「過去」を紐づけて、「未来」を想像(妄想)して

「こうならないように」「こうなるために」ということに縛られて

「今」が絡めとられている状態に、ほとんどの人が陥っています。

 

すると、我が子に対しても「こうなってしまうのではないか」「こうなっては困る」と

私たち親が想像し先走りして、

そうならないようにと布石を打ったり

必要以上に子どもに干渉したりということをしてしまいます。

 

先のことは分からない、が真実です。

それをふまえて、先のことに気を取られていることに「あ」と気づく。

気づいたらその想像を訂正して「今」に戻る。

「今」から離れたらまた気づく。

ひたすら気づき続けることで「今」にとどまり、心配事が暴走しなくなります。

 

〇自分の枠(ビリーフ)を知る について

 

お母さん(お父さん)がどんなビリーフを持ち、

どんな枠に子どもを収めようとしているのかを知ると、

不安になる理由がますます明らかになります。

その枠を緩めることで不安も緩みます。(ビリーフリセット)

 

以前の私が子育ての不安や心配ばかりしていたのは、

「私の常識」が正しくて、その枠の中にいることが我が子の幸せになると思い込んでいたからです。

私の常識(ビリーフ)の枠に子どもがいると安心。

枠からはみ出ると不安になる。子どもがダメになる気がする。

すると、その枠に収まっているようにずっと監視しなくては、という意識が働きます。

だから気が休まらなかったんです。

 

 

自分で言うのもなんですが、私も姉も子ども時代は親に心配かけることもなく

むしろ喜ばせてきた、親にとっては自慢の子どもたちだったと思います。

なので私の子どもたちも「優秀で一目置かれる子でいてね」という思いや期待を

当然のように持っていました。

 

私の場合、学歴コンプレックスを持っていたので

良い(自慢できる)学歴を持つことが幸せにつながるとういうビリーフがありました。

 

今思えばそんな狭い枠に収めようとしていたこと自体無理があり、

娘が強制終了して不登校になったことも、そこからもがき続けたことも、

そのもつれを矯正するために、私の枠を壊すために、起こるべくして起こったんだなと納得しています。

 

なので、お母さん(お父さん)のビリーフを知り

「わー、こんな思い込みがインストールされていたのか」と気づいたら、

(子育ての心配から解放されたいとお思いであれば)その観念を緩めてあげてください。

 

〇ご自身の心を解放してあげる について

 

以前の私のように

「このままでは一生不安や心配から解放されない」と思われるお母さん(お父さん)は

そう感じるご自身の心を見てあげましょう。

 

子育ての心配も、子どもが原因なのではなくて、

親である私たち自身が何かに縛られ続けて解放されていないことが原因しています。

 

自分自身への扱いを、子どもにもしています。

 

自分を否定していると、子どもに対しても否定しています。

自分が怒っていると、子どもに対しても怒りが出てきます。

(ここは、自分に対する怒りと他者(子ども以外)に対する怒りと両方の意味があります)

自分を信頼していないと、子どもも信頼できません。

自分に悲観的だと、子どもに対しても悲観的になります。

自分がちゃんとしなくちゃと思っていると、子どももちゃんとさせなくちゃと思います。

自分が無理をしていると、子どもも無理をさせます。

 

・・・・ここはいろいろな方程式がキリなく挙げられます。

 

まずご自身が自分をどう扱っているかを俯瞰してみてください。

上記の方程式を逆にすると、自分の扱いもわかります。

例えば、

子どもにイライラしている人は、ご自身に対してもイライラしている

子どもに失敗させてはいけないと思っている人は、自分にも失敗を許していない

など・・・。

 

意外なほどに自己否定している!と気づかれたら、解放の方向に向かっています。

この社会で生活していると、自己否定している(自分を抑えている)状態があたりまえすぎて

注意深く観察しないと気づかないことですから。

 

なぜ自分は自分を否定しているのか。

なぜそうなったのか。そうせざるをえなかった理由があるんです。

これは、自分の心のストーリーを知る・理解する、というところです。

 

私たちは

精神状態がバランスよく安定していることが良くて

悲しんだり怒ったりという心の浮き沈みがあるのはダメと思い込み、

本当の思いを封印してきました。

嫌われないように、認められるようにと、周りに合わせてきました。

穏やかに、冷静に、波風立てずに・・・

でも本当は、悲しかったし苦しかったし怒ってもいたはずなんです。

 

その「本当は」を救い出してあげるのです。

封印してきたものを見るのは勇気がいりますね。

しかし、そこと向き合ってあげることで

「そうだったんだね」と自分を深く理解し受容することができます。

すると、温かいものが流れてカチカチに固まっていた心が溶けだします。

 

そして、

自分を受け入れて初めて、我が子を受け入れることができます。

 

「私はそのままでいい」という自己受容が

「我が子もそのままでいい」になります。(他者受容)

 

「私は私を心配しなくていい」が

「我が子を心配しなくていい」になります。

 

スモールステップかもしれません。

行きつ戻りつもするかもしれません。

が、求める人は必ず「心配のない世界」にたどり着けます。

 

このように「不安や心配がつきまとう子育て」から解放されるには、

まずご自身を解放することが必須なのです。

子どもを変えようとすると余計に心配や不安が大きくなります。

子どもは変えられませんから。

 

最後に、心が解放された後の方程式も書いておきます。

 

私を縛らなくなると、子どもも縛らなくなります。

私を無条件に受け入れると、子どものことも無条件に受け入れることができます。

私が自分を好きになると、子どものことも好きになります。

私が自由になると、子どもも自由でいいになります。

 

私たち親がまず解放されて幸せになりましょう~

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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