自由に生きるためには「間違いや失敗はない」を心の礎に
私たちは学校や社会で「これは正しい」「これは間違い」を常にインプットされ続けてきました。
所属している組織の正しさを盲目的に受け入れ従っている。
そうしなければならない、そうするしかない、と思い込み
自分で判断し行動する感覚が希薄になっています。
自分で判断するときも「何が正しくて何が間違いなのか」という視点が常につきまとい
「失敗しないように」「間違いのないように」ということが判断基準になり、
いつも制限のかかった選択しかできなくなります。
また、自分が起こした言動に対して思いもよらぬ批判を浴びるという経験が
心の傷になっていると(はいはい、私(`・ω・´)ノ)、
自分の感覚に対して懐疑的になり本当の思いを抑え込むようになります。
この積み重ねで私たちは「外向きの鎧」を無自覚にまといます。
これは、人生の舵取りを「不安や怖れ」に明け渡している状態です。
その根底には
- 「間違っては(失敗しては)いけない」
- 「正しくなくてはいけない」
- 「迷惑をかけてはいけない(波風立ててはいけない)」
という気持ちが働いているから。
さらにその根底には
- 「人の期待に応えなければ」という気負いや
- 「そのままの自分」にバツ印をつけていたり
- 「自分という存在」そのものに罪悪感を持っていたり
というビリーフ(潜在意識にインストールされている思い込み信じ込み)が
働いている、ということが考えられます。
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この状態から脱却するには、カウンセリングとしては
潜在意識に潜んでいるビリーフを浮きぼらせて緩めたり
「身動きとれないよー」と嘆いているインナーチャイルドを救出するなどの対応が
考えられます。
が、
押さえてただきたいのはこの点です。
「正しいも間違いもない」が真実であるということ。
この感覚をしっかり自分の中にインストールさせましょう。
「正しい」「間違い」は解釈・判断です。
ひとつの事象に対して、視点の違いで「正しい」にもなるし「間違い」にもなります。
正しい・間違いと振り分ける時点で超個人的な解釈になっています。
それも、その人・その組織の都合でなされる解釈です。
周りの都合でなされる「正しさ」に私たちは踊らされ続けているのです。
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自分の感覚を最優先させて生きていきたいとお思いであれば、
その埋没した世界から一歩踏み出して
「正しいか間違いか」という概念から
「正しいも間違いもない」という概念に
刷り込みなおす必要があります。
物事がうまくいくと正解(成功)で、うまくいかないと間違い(失敗)と
私たちはとらえがちですが、それもビリーフ・固定観念です。
うまくいかなかったら方向転換すればいいだけの話ですし、
経験の蓄積になります。
何を選択しても、どの方向に進んでも発見があり、
その先の道筋が見えてきます。
「行きどまった!」も発見のひとつで、
間違いではないのです。
試行錯誤もOK。回り道もOK。立ち止まることもOK。
うまくいったら素直に喜んで。
起きてくることをただ経験する。
味わう。
生きるって、そういうことです。
迷ったとき。
どちらに進めばいいのか分からなくなったとき。
「そもそも間違いはないのだから」と自分に伝えてあげてください。
そこから得られる自由な感覚は、あなたから制限を外して可能性を広げるものとなるでしょう。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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