学びに大切なのは、常に自分の感覚に問いかけること

ピアノレッスンに例えると伝えやすいのですが、
例えば先生から「ここはf(フォルテ)だから大きく」と言われて
漫然と従って弾いているだけでは
そこに生徒さんの心や意志はありません。

それは「先生が認めるやり方」「先生のコピー」です。

 

その状態で演奏しても人の心には響きにくいですし、
なんといっても弾いている本人が楽しくありません。

 

私自身が学生時代、その感覚でずっとピアノを学んでいました。

上手に弾けること=私がより楽しくなる
ではなくて
上手に弾けること=先生のお叱りを受けなくて済む。
でした。

それで成績上位になったりすると、ますます「この厳しさのおかげ」と、
勘違いの泥沼にはまっていきました~~~~

自分の心とか感覚の心地よさなんて全く視点がいかなかったよね。(/´△`\)

 

まあ、そこはしょうがない!\(^o^)/
当時は成果とか優秀であることが私の生き残り対策だったからね。
(今はどこ吹く風)

 

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結局、教える立場の人たちは、
「自分が積み重ねてきたこと」「やって良かったこと」を伝えているに過ぎないのですよ。

だって、自分の経験しか伝えられないじゃないですか。

で、ここから枝分かれするところなのですが、

ほとんどの「先生」は、「私の言うことに従いなさい」と言います。

先生の枠にはまると「よくできました」。

枠にはまらないと「それじゃあダメですよ」。

そこには競争だったり関門突破という目的が内在していることが多々あるので
厳しい世界になりがちです。

そこまで引き上げることが、そのタイプの先生の愛なんですよね。

 

その一方で、私が「本物」と解釈する先生・師匠は
自分の考えを持つ・自分の軸で立つ方向に導いてくださいます。

心の分野で初めて、そのタイプの師匠たちに出会いました。

 

私自身、ピアノ生徒たちには自分の意志を演奏に反映させることの大切さを伝えています。

例えば、曲の途中でf(フォルテ)が出てきたら、

「それまでの曲の流れから、ここに出てくるフォルテはどのような音色にするのか?」

とか、

「ここのリタルダンドは、どのようにテンポを落としていくか?」

など、生徒さんに考えさせます。

押さえるポイントは、「弾いているときの心地よさ・しっくり感」です。

 

特に専門分野として音楽・ピアノを学んでいる生徒さんたちには

「先生(私)は正しいことを教えているのではなく、
私の曲の解釈や大切だと思うことを伝えているにすぎない」ということを伝えています。

表現の幅や可能性は無限大だから、最終的に自分の感性に従って弾きなさい、と。

私の言うことは参考にして、採用するもしないもあなたの自由だと。

 

すると、次のレッスンでは(場合によっては即座に)意志のあるフレーズを紡ぎ出します。

心が自由になりエネルギーが流れてこそ、人に伝わる演奏になるのです。

何よりも、奏でている自分自身が心地よい。これが最も大事。

心をガッチガチに固めて
我慢強く音楽をやってきた私だからこそ
力説できる・力説していきたいことなのです。

 

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これは他のどの学びにも言えることで、
どんなに立派な先生の教えも、尊敬する師匠の教えも、
常に自分の感覚・感性に問いかけることが大切です。

 

だって、どんなに素晴らしい教えでもその人個人のたどってきたやり方にすぎないから。

本物の師匠はそこを承知していらっしゃいます。

もちろんそれが大切だと思い、
人さまのお役に立つかもしれない(立つと確信している)から
旗を立てて発信します。

 

必要だったらどんどん取り入れてね。

そこから違う学びをしてもいいよ。

自分の裁量でどんどん広げてね。

そして、必要を感じなくなったら、違うなと感じたら、私から離れてもいい。

私も尊敬する師匠たちのように、
そのような姿勢を持つ一人として
旗を立て発信し続けていきたいです。

 

自分の感覚を最優先にしながら必要と感じる学びを積み重ねる。

学びの中で何を採用するか却下するかも自由。

伝える側も学ぶ側もお互いの感覚を尊重し合いながら
場を共有できるといいですね。

「先生、私はそうは思いません」とか
「ここは先生と違う考えを持っています」とか、
堂々と言える空間がいいですねえ。

先生も生徒から刺激を受けたり新しい感覚にいざなわれて、
お互いが成長し合えるものね。

「学校」という場もこれからそうなっていくといいなあ。

私の存じ上げている「学校の先生」たちは素敵な人ばかりだから、
その可能性も充分感じています。

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
ワンダーチャイルド発掘統合ナビゲーター・ビリーフリセットカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

子どもの不登校をきっかけに心の探求をはじめ、大塚あやこさん考案の「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後、その人本来の力を取り戻す「ワンダーチャイルド発掘統合ナビゲーター」として活動中。
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