その厳しさは本当に必要?
ビリーフリセットカウンセラーのあらいです。
今日は「厳しさ」について。
例えば仕事の上司・先輩。
例えばスポーツクラブの監督や部活動の顧問の先生。
取り組んでいる分野の師匠。
親。
あなたに厳しい人はいますか?
その厳しさ、本当にあなたのためになっていますか?
その厳しさ、本当に必要ですか?
私は今、「厳しさは必要ない」という考えに至っています。
生きる力を育むには、「何を成すか」というdoingではなく
「どうあるか」のbeingがまず調うことが大切なのですが
厳しさは「何を成すか・doing」に偏重しています。
それで成果を上げたとしても、厳しさを受け取り続けた人の心(潜在意識)は
「抑圧」「封印」「蓋をしている」状態になり、自分の持ち味を活かせなくなります。
そして厳しい人のもとで、他人軸で思考し行動するようになります。
厳しい人は、ある程度の成果を自分にもたらしてくれる(こともある)ので
「それでいい」と思ってしまうのです。
結果、「成果がある自分は価値がある」
→「成果がない自分には価値がない」というビリーフを作動させながら
「努力」「成果」「承認されること」を求め続ける人生に陥ります。
これ、とてもしんどいです。
「出来る人」ほど成果が得られる機会が多くなるので
「しんどい」に気づくタイミングが遅くなる傾向ありです。
「努力」「成果」「承認されること」が悪いと言っているのではなく、
成果を求めて頑張るあなたの心が
- 喜んでいるのか
- いい感じになっているのか
- 鼓舞しているのか
- 穏やか・平穏なのか
に目を向ける必要がある、ということなのです。
もしあなたの心が
- 喜んでいなかったり
- いい感じでなかったり
- 落ち込んだり沈んだり
- ざわざわモヤモヤしているなら
その厳しさはあなたには必要ないものです。
特に「自分は力がない・力が足りていない」と思わせる厳しさであれば、
それはあなた自身の認識に大きな誤解を生じさせているものなので
そこから離れましょう。
離れられなければ、「この厳しさは私の価値を揺るがすものではない」と
「厳しさ」と距離を置きましょう。
厳しい人は
厳しい人は、厳しさを受け取りながらある程度の成果をあげてきたのかもしれません。
なので厳しくすることが相手のためになると信じています。
それもその人の「愛」です。
が、それを受け取るか否かは、あなたの選択です。
実はあなたのためではなく自分のため
厳しい人は、あなたのために、あなたが成果を出すことが大切だと思うから
厳しくしてきます。
が、それは無意識にその人の「枠」に収めようとしているだけなのです。
- 私のやりかたで
- 私の価値観で
- 私の理想とする成果をあげる
という意識が働いています。
これはあなた自身を輝かせるものとは全く別物です。
その人の「枠」ですから。
なので、人から与えられる厳しさに支配されることなく
「その厳しさは自分にとってどうなのか」を冷静に判断し
ときには受け取らない勇気・離れる勇気も必要です。
本当の自分の感覚で人生の舵取りをするには
成果を求める世界からいったん距離を置くことをお勧めします。
「こうしなければ」「成し遂げなければ」の日常から離れるのです。
何も成さない自分で、頭や心をニュートラルにすることで
「本当はどうしたいの?」が芽生えます。
何を成すという成果に囚われることなく「本当の自分の心」に従って生きていく。
成果(のようなもの)はその後についてくる。
それこそが、これからの時代に必要な「生きる力」なのだと思います。
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投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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