昨年末に浮き出てきた私の痛々しいビリーフをカミングアウト。

ビリーフは重層構造になっていて、玉ねぎの皮のように一枚一枚はがれていくイメージ。

そして、ビリーフは「自分を守ってくれる観念」でもあるので

「困った事態」「悩みのもと」にならない限りなかなか浮き出てこないし

仮にビリーフと認識しても困っていなければ緩めようとは思いません。

むしろ「必要でしょ」と思います。

 

なので私も、ビリーフを何年も学び続け幾多のビリーフをはがしカウンセラーにまでなりながら、

今頃浮き出てくるものも、当然あります。

今となってはビリーフを発見するたび「おお、よく出てきたね」と歓迎しています。

イタ気持ちいいんです(笑)

 

12月24日にこんな記事を書きました。

張りつめたインナーチャイルドを慰めるクリスマスイブです

この時は「常に先頭を走り続けなくては」「優秀でいなくては」

という子供の頃の張りつめた感覚がリアルに浮き出てきたので記事にしました。

実はその翌日に、芋づる式にもう一つビリーフを発見しました。

これは痛かったです~~~~~~~~~~

あー、イタイ、イタイ。

ビリーフをより理解していただくための具体例として書いてみたいと思います。

 

「痛々しいビリーフ」発見のプロセス

昨年は一昨年よりカウンセリングをさせていただく機会が増えました。

にも関わらず、「さあ、今日はカウンセリングのお仕事だ!」という日に

ちょっとどんよりしていたのです。

「どんより」をもっと詳しく言うと、胸の真ん中あたりが重くてスッキリしない感じ。

「これ、なんだろうなー」から始まりました。

 

「どんより感」を抱えながらも、クライアントさんに会いカウンセリングが始まると

自分の中で気持ちがスッと切り替わりました。

 

でも、このどんより感。

やりたくてやっていると自覚している仕事なのに、なんでこんな感覚になるんだろう。

私、本当はカウンセラーをやりたくないのかな⁈

しかし結論を出すには早すぎると思い、心の動きを観察し続けていました。

 

講座の前にも・・・

昨年は「ビリーフリセット心理学 入門講座」をいくつか開催しましたが、

カミングアウトしますと、講座前にもこのどんより感や緊張感が起こっていました。

このときは

「ちゃんとできるかな」

「みんなに批判されたどうしよう」

という具体的な言葉となって不安がよぎりました。

 

あー、ビリーフがだんだんと浮き出てきたなー

と、自覚したので、この感覚に蓋をせず泳がせながら、でも支配されずに講座開催。

分かち合い心震える時間となりました。

 

そしてハッキリします。

「私はこの仕事をやりたくないわけではなかった。やりたいのだ。だってこんなに楽しいから。」

 

ということは、この「ちゃんとできるかな」という不安はビリーフに決定。

ビリーフが私の進む方向を「不安」という形で阻んでいる。

そこから本格的に内観(自分自身の精神状態やその動きを内面的に観察)するようになりました。

 

脳内で勝手に上映される「ストーリー」

12月に入り「カウンセリング料をお気持ち金制にします」と宣言してからお申し込みを多くいただき、

26・27・28日、3日連続4件のカウンセリング、というスケジュールが組まれました。

なのに。

どんより、不安になります。

きたきた。ビリーフが自動的に作動し始めましたよ。

 

ビリーフ作動の「種」を見つけるために、その不安感にザブーンと飛び込みます。

不安感をしっかり感じる。そしてその奥に何が潜んでいるのかスキャンするのです。

すると、勝手に「ストーリー」が脳内で上映されるようになりました。

 

会ってもいない(想像上の)クライアントさんが冷たい顔でこちらをにらみます。

そして「こんなはずじゃなかった」「あなたのせいで不快な思いをした」「どうしてくれるんだ」

と言いながら部屋を出ていくのです。

 

どひゃーーーーー!なんだなんだ、この妄想は!

どうやら、今まで感じ続けた「大切な場面の前のどんより感」には、

根柢にこんな場面を想定していたらしい。

 

これはただごとではない!この感覚の根源を救出せねば!

 

私は横になりまどろむようにマインドフルネスになりじっと内観しました。

この「勝手に上映」による感覚・身体の感覚の奥深くに入り込みます。

徐々に顕在化してきます。

 

私は「うまくできない」ことに怖れを抱いている。

うまくできないと・・・どうなるんだろう?

私はどうなってしまうのだろう?

何が起きるのだろう?

・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・

胸がいたい。

・・・・・・・・

・・・・・・・・

そしてある言葉が浮き出てきました。

 

「痛めつけられる!」

 

キャーーー!((((;;OдO;lll))))

私は「うまくできないと(人から)痛めつけられる」んだ!

((((;;OдO;lll))))

これが潜在意識にインストールされていたんだ!

きゃーーーーーーー!!!!!

 

これが浮き出てきた瞬間、体中がビリビリし胸がチクチク痛んだので「大当たり」。

 

このビリーフの根源は

私は以前から「師」という存在に(権威に)弱い、ということが分かっていました。

このビリーフ「うまくできないと(人から)痛めつけられる」は、小学生のころ、

体育の先生から理不尽な体罰を受けて埋め込まれ、

その後、厳しい音楽のレッスン(修行)で「先生」という立場の人から受けた精神的苦痛から

より深く刻み込まれました。

 

うまくできなかったからと、痛い思いをしたり罵声を浴びたり。

理不尽な扱いを受けても当時の私は抗えず感情を封印。

あー、イタイイタイ。心がイタイ。

 

「~すると・・・になる」という、

原因と結果を結びつけるビリーフのことを「コーピングビリーフ」といいます。

コーピングビリーフのすごいところは、

「なんとなく不安」「なんとなく嫌な感じ」の種を言語化・顕在化することで、

よりピンポイントに「種」に光を当てられること。

「これか!」と分かった段階で、ビリーフの威力は半減します。

 

びっくりしました

昨年のカウンセリングで作動していた不安や「ちゃんとしなくちゃ」という思いは

「痛めつけられる」という恐れからだったんですね。

もう、オドロキです。でも的中です。

大変だったね~私。

自分をナデナデしいたわります。

とても痛いビリーフだったけど、光をあてて救い出せて良かった。

 

全力でビリーフを緩め・・・

セルフカウンセリングでこのビリーフを緩め、怖れのレベルをかなり下げて

(と言うより、もうこのビリーフを相手にしないと決めて)

今まで以上にニュートラルにカウンセリングできました。

 

ビリーフは、大切な人・大切な場面であるほど作動します。

失いたくない・失敗したくないという意識が高まるからです。

大切なことなのに、大切なことだから、ビリーフが作動しやりにくくなる。生きにくくなる。

この矛盾。

 

ビリーフの無言の影響力。少しでも伝われば自己開示した甲斐があったというものです。

ビリーフの探求は「ニュートラルな、本来の自分の取り戻し」です。

引っ張られているもの・行く手を阻むものを見つけて緩める、楽になる。

そこから本来の力が発揮できるようになる。

 

ビリーフに興味が湧いた人は講座にお越しくださいね。

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ビリーフリセット協会

 

投稿者プロフィール

あらいかずこ
あらいかずこ
あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。

我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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