ワーキングマザーが羨ましい、と、オリジナルに戻る必然の道
ワーキングマザーの友達のブログ記事を読んで羨ましいな、と思った。
彼女はキャリアを積みながらも子供を育て上げ自分らしさも追求している。
他にも、子育てしながらも1つの仕事をずっと続け能力を発揮している女性の友達が多くいるが、やはりいいなーと思う。
私もそうなるはずだったんだけどな。( ̄- ̄)
そんな女性を羨ましく思う理由は、多分に母の影響がある。
私の母は父と共働きで、定年まで転職することなく仕事を続けてきた。
そのおかげで私は何不自由なく育ててもらったと思うし、私自身、「結婚しても子供を授かっても仕事を続けるんだ」と決めていた。
子供のためでもあった。
ところがそうは問屋が卸さなかった。
子供が小さいうちは順調だったかのような私の夫婦共働き生活も、様々な要因でバランスを崩し始めた。
とどめが娘の突如のバーンアウト・不登校だ。
そのタイミングで私も押し出されるかのように20年以上続けてきた仕事(大手音楽教室)を退職する流れになった。
思いもよらない・予定外の人生の流れは受け止め難かったり苦しかったりもするが、掴んでいるものを一つ一つ手放すことで観念の枠が広がり、やがて「まあいいか」と緩み、それまでに味わったことのない安堵感がやってくる。
夫がもっと私の気持ちを汲んでくれたら・・・
父がもっとしっかりした人だったら・・・
母がもっと私を自由にしてくれたら・・・
娘があたりまえに学校に行ってくれたら ・・・
息子がもっとできる子だったら・・・
所属していた大手組織が、もっと私の力と貢献を認めてくれたら・・・
そんな周りへの「たら」「れば」が、ビリーフリセット心理学をはじめとする心の探求で一つ一つ裏返っていった。
夫が、ではなく、私がもっと私の気持ちを汲んであげることが大切だった
父が、ではなく、私自身「しっかり」にとらわれずユルく生きていいのだ
母が、ではなく、私が私を自由にしてあげればいいのだ
娘が、ではなく、私が無理して学校に行かなくても良かったのだ
息子が、ではなく、私が自分の「できない」を認めれば良かったのだ
大手組織に認めてもらわずとも、自分で自分を認めてあげればいいのだ
そして、人に依存することなく自分で自分の心にあかりを灯せるようになっていく。
人に分かってもらえなくても否定されても愛されなくても、自分が自分の最大の味方になってあげればいいのだ。
(自分の味方になると周りも世界も優しくなるんだけどね)
予定外の人生は、そんな気づきを得るための必然と言ってもいいのだろう。
「そっちじゃないよ」というお告げ。
一番こうなって欲しい、こう在りたいと思うこだわりどころに軌道修正がかかる。
これは結構イタイ(苦笑)
が、この流れで良かった、としか言いようがない。
私にとって「予定通りにうまくいく人生」とは、旧観念(母の価値観)の枠から出ない人生ということだから。
私は母のように生きなくてもいいのだ。
母の価値観から脱皮し、オリジナルの私へと戻る必然の道だったのだ。
そこまで納得していても、ワークキングマザーで活躍している人のことを「いいなー」と私は思う。
母への憧憬のような感覚。母を投影しているんだな。
お母さんのことが私は大好きなんだなあ。
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投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「心理」と「真理」を網羅した講座やカウンセリングを提供している。
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