息子からの「傷ついた」という勇気あるカミングアウトにどう向き合ったか・その2(ブラックな自分との向き合い方)
前々記事「息子からの「傷ついた」という勇気あるカミングアウトにどう向き合ったか・その1」の続きです。
(心とのつきあい方のポイントを後から赤字で記してみました)
この出来事を受けて、私は様々な視点からの観察者になっていた、と書きました。
それは、
- カウンセラー視点
- 母親視点
- 私の中の「癒されていない部分(エネルギー)」からの視点
- 大いなるものの視点
です。
(心のいろいろ出てくる反応を成分別に整理する。上級者向けなので難しい場合はカウンセリングで傾聴してもらうといいです)
その1では、「カウンセラー視点」から感じたこと・対応したことを書きました。
どこまでも冷静な感覚。
どこまでも息子に寄り添う感覚。
でも心は様々な要素が絡んでいるので、ここで終わりにしてはいけないのです。
心と上手に付き合うには、むしろブラックな反応を見てあげる必要があります。
感覚をフリーズさせず出てくるものをそのまま眺めましょう。
心の仕組みを知らなければ「感じてはいけない」と抑圧・封印されるであろうエネルギー。
そこはすくい取るべき所なのです。
今回は「母親視点」・「癒されていない部分(エネルギー)からの視点」・「大いなるものの視点」を書きます。
当然のことながら「カウンセラー視点」とは受け取り方が全然違いますが、これも確かな私の一部です。
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「母親視点」は嘆いていました。
残念だな~~~~
だって、赤ちゃんの頃から毎日お世話して・・・
不登校になっても不安定になっても、心の学びを続けながら「そのままのあなたでOK」といつも受け止めて・・・
「息子素晴らしいな!」と親バカ視点で褒めまくって・・・
そんな18年間の日々が、たった一度の叱責で崩れちゃうわけ⁈
残念極まりないわ~~~(T T)。
虚しいわ~~~~( ;∀;)
お母さんて孤独だわ~~~~( ;∀;)
涙出ちゃうわ~~~~~( ;∀;)
「嘆くお母さんのエネルギー」に働きかけたことは
「とことん寄り添う私」が声をかけてあげました。
自分を責めるとどんどん辛くなりますから、楽になれる方向に躊躇なく向かうのです。
あのときも、このときも、あなたはよくやってきたよ。
本当によく頑張ってきた。
私が一番よく分かっているよ。
あのとき叱責したことは、状況的にしょうがないことだよ。
責任感じなくていい。悪いなんて思わなくていい。
自分で自分にかけてあげたこれらの言葉のおかげで、「母親としての私」は崩れることなく立っていられました。
(どんな自分も認めるエネルギー(観察者)を育む)
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私の中の「癒されていない部分(エネルギー)」は、怒っていました。
これは完全にインナーチャイルドですね。
今まで沢山のチャイルドちゃんと向き合ってきましたが、なかなか根深くて癒しきれていないエネルギーがあります。
それは、カンカンに怒っている子どもの私です。
いい子でいるためにすごく頑張っているのに、なぜか認めてもらえなかった。
それどころか頑張っているにもかかわらず、先生(親)から理不尽な仕打ちをうけた。
その怒りの成分は薄まってきているけれど未だ私の中に宿り、時々暴れることは自覚していました。
もう!こんなに頑張っているのに!ヽ(*`Д´)ノ
これ以上どうしたらいいのよ!ヽ(*`Д´)ノ
もうこれ以上頑張れないよ!ヽ(*`Д´)ノ
勝手なことばかり言って理不尽だ!ヽ(*`Д´)ノ
バカバカバカ~~~~~~~~!!!!!ヽ(*`Д´)ノ
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怒るチャイルドに働きかけたことは
そうだよね!こんなに頑張ってきたのに酷いよね!
もっと怒っていいよ!
と伝えてました。
しかし、「怒り」のエネルギーを出すって理性の私が躊躇してしまいがちなのかなー。
ひゅん、と引っ込んじゃうんですよね。
でも、身体全体にモヤモヤはあるのです。
なので、身体に残っている「駄々こねて怒る小さなかずちゃん」を呼び覚まし解放してあげました。
これは相当根強いので、インナーチャイルドだけではないかもしれない・・・けれど、
そこは追求せず、そのエネルギーに寄り添いながら、流してあげました。
胸をかきむしって悔しがっていたよね。
私の中の「悔しいちゃん」、本当に大変だったね。
(滞っているマイナスのエネルギーは愛を持って流してあげる。解放してあげる。)
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最後に、大いなるものの視点から
出来事の渦中では、「大いなるものの(源)視点」とも繋がっていたようです。
このエリアのエネルギーは何が起こっても微動だにしません。
黙視する観察者。
どこまでも静謐。どこまでも穏やか。
ただ起こることを眺めているだけ。
ここと繋がっていたから、見せられているドラマに溺れることなくどっしりと構えることができた。
(ジャーニーワークで「源意識」は体感できます。タイミングは人それぞれですが・・・あなたのタイミングで再会できる時が来ます。)
そして気づかされる。
どうやら私は
良き母親でいなければと力が入りすぎていた
だから心に余裕が持てなかった
だから相手に「叱責」という矢を放ってしまった
外に向けたくなった「矢」の扱い方をさらに精進せよ、と言われているようだ。
湧き出てきた「矢」は自分の中で浄化せよと。
そして、視座が広がって良かったな~と思うことは、
「子どもとしての傷つき」と「親の心境」、両方リアルに体験できたこと。
子どもも親も悪くない。
ただそのときそのときを一生懸命生きているだけ。
大切なのは、絡まった「誤解」という紐をほどくこと。
今後のカウンセリングに役立ちます。
最後に「この出来事を受けて私にメッセージを・・・」と、OSHOカードを一枚引きました。
引いたのはこれ。
「MOMENT TO MOMENT」。
仲間内では「ひょいひょいおじさん」と呼ばれているこのカード。
解説文の最後が心地よく響きました。
来るに任せて。
そして、つまずいたり転んだりしても、心配することはありません。
自分を起き上がらせ、ほこりを払い、思い切り笑って、進み続けましょう。
投稿者プロフィール
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あなたとあなたの魂を繋げるカウンセラー・ピアノ講師・愛猫家。
我が子の不登校をきっかけに心理に興味を持ち、「ビリーフリセット心理学」認定カウンセラーに。その後も「いのち・魂」をテーマとする自己探求を続け、「魂と繋がり軽やかに生きる」カウンセリングを提供している。
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